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第四話『一年の走塁試験の結果』

「今から一年の走塁試験を始める!」


一年の走塁試験が始まった。この走塁試験は試合形式で行われ、判断力と足の速さを調べるものである。今、足の速さと言ったが足の遅い者は不利じゃないのかと思った者がいるだろう。それは仕方がない、この世界では実力がものをいうからだ。特筆すべきところがあればそれを試合に生かせるそういう意味だ。しかし、いくら足が速くても判断力がなければ試合では生かせない。だから走塁試験で判断力と足の速さを調べるのだ。


監督が試合形式でノックをし始めた。


「まずは、ノーアウトランナー一塁から始める。一塁ランナーにはまず、谷口がつけ!」


そう言われ谷口は一塁についた。


カキーン!


ライトへフェンスギリギリの打球が飛んだ。


パシッ!

ライトはそれをなんとか捕った…悪い体勢ではあったが…それを見た谷口は二塁へタッチアップをした。


「いい判断だ!」


と、仁藤監督は叫んだ。

すると、一年の試験生がざわついた。


「何であれがいい判断何だよ…無謀なだけじゃないのか?」

それを聞いた凛童はこう教えた。


「あれはな、ライトが打球を捕った時に体勢が悪かっただろ?そして、フェンスギリギリの打球で二塁にかなり遠ざかっていただろ?あれなら、ライトが二塁に投げるまでに時間がかかり、二塁との距離がかなりあり、二塁に返球されるまで時間がかかる。だからタッチアップするのがいい判断なんだ!」


「あぁ!そういうことですか!」


一年の試験生はみんなキャプテンの言ったことを理解したようだ。


「次はツーアウトランナー二塁からだ!」


「二塁には福地お前がつけ!」


「はい!」


この福地という男の名前は福地伸佑(ふくちしんすけ)といい、50m走を5秒8というものすごい俊足なのだ。


カキーン!

センターに抜ける痛烈な打球が飛んだ。福地はその打球でホームにかえってきたのだ。みんなが驚いていた…福地の足の速さに…

それからいろいろな走塁試験を行い、走塁試験が終わった。その結果がこれだ。福地がずば抜けて一番良く、二番目に岡田が良かった。なぜ谷口を押しのけて岡田が二番目に良かったかというと岡田も50m走が6秒1とかなり足が速かったからだ。三番目はもちろん谷口だった。それ以外の一年は大したことがなかった。


次は打撃試験だ。

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