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Travel 1 どこへ行こうか

 今日もいつもと変わらず一日が始まろうとしている。

二度寝して7時15分に慌てて起き、

お母さんが作ってくれた朝食を食べて歯磨きをして原付のエンジンを掛ける。

そして家から少し遠いが近くに幻想的な湖が広がる支笏湖高校へむけて出発する。

そして途中でコンビニに寄ってお昼ご飯のメロンパンとメロンソーダを買い学校へ行く、

これが私の日課。

 駐輪場に原付を止めて教室に入るとと友達の明里あかりがいつものように話しかけてくる。

咲良さくらおはよ〜!!今日空いてたらいつも通り釣りに行かない?」

私と明里は小学校からの仲で中学校は離れたが高校で再会したもう親友みたいな友達。

学校の近くにでっかい湖があるため毎日ではないがたまに一緒に釣りをしていて、

明里本人はほぼ毎日釣りをしているみたいだ。

容姿は結構可愛いんだけどそれ以外は可愛いというよりクールな子で、

原付は私のスーパーカブとは違い、

確かベンリィ50s?というなかなかにいかついのに乗っている(明里のお父さんの原付だったらしいが一目惚れして頼み込んでもらったらしい)。

趣味は釣りとキャンプで道具も高価な物を使うほどガチでやってるみたい。

そんな明里と会うと何気ない毎日が始まったなと謎の安心感に包まれる。そして私は今日も

「今日バイトだからいけないんだよ〜ほんとにごめん!!!!」と謝る。

オーバーリアクションで落ち込む明里を慰めるこれが私のエンドレスルーティーン、

そして朝の会が始まって来週テストという連絡をされて落ち込む、

その後授業が始まり美術が1時間目と2時間目似合って、

3時間目は数I、4時間目は現国、お弁当を食べ、5時間目の家庭で少し寝て、6時間目の生物で本気を出す。それで帰りの会が終わって明里と別れて家に帰るこれが私の毎日、


     ーーーーただ最近この毎日に違和感がすごいあるーーーー


 毎日来週テストと言う連絡は少なく数えただけで30回以上聞いたし、

明里の釣りの誘いも同じくらい聞いた。

お母さんが作ってくれた朝ご飯のメニューもお弁当の中身も全部一緒。

もしかしてと思っていたけどこの一日がループ?してるみたいで私は、

小説やアニメでよくある毎日ループする系主人公を思い浮かべるようになった。

でも正直そういうのしかないと思って確信している自分はいる。だから明日行動にでてみようと思う。

作戦は至ってシンプルで私が住んでいる町から札幌まで原付でサボりに行こうとというものだ。

三時間あれば余裕で行けるし、欲しい服もあるし!

何よりこれで進展があれば私はこの毎日から開放されると思った。

この一日が別に嫌いではないし終わらせたくないのもあるけどかけがえのない毎日ってこういうのじゃないよねってつくづく思う。

そう考えているといつの間にか歯磨きも終わっていたので今日はもう寝ることにしたけど何が起きるのかわからないのが不安。

明日なにか進展があればと思いながら眠りについてあさが来た。

ここまで見てくれてありがとうございました!!面白半分で書いてみたので面白いのかわかりませんがコメントなどしてもらえると幸いです。続きは書こうと思います

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