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僕、剣士になりたいです!

3話まで続いた(´・ω・`)

いつまで続くのか( ˙-˙ )

僕は馬車に揺られながら流れゆく街並みを見ていた。魔境の隣とは思えないほど発展しているのは、父がどれほど凄いのかを証明している。長らく馬車に乗っていると、大きな協会の前で馬車は止まった


「着いたぞ!ここが儀式を行う、シャルティーア協会だ」


扉の前に1人の優しそうな神父が立っていた。どうやら僕たちを出迎えに来てくれたらしい。


「お待ちしておりました、グランデル辺境伯様!本日才能の儀を行う、ノティスと申します。こちらのお方がアルトリア様ですね!」


「お初にお目にかかりますノティス様、グランデル家の三男アルトリア・グランデルと申します。本日はお忙しい中僕の才能の儀を担当して下さり、心より感謝を申し上げます」


「いえいえ、こちらこそアルトリア様の才能の儀を担当させて貰えることをありがたく存じます!では案内いたします」


神父はそう言うと僕たちを教会内へと案内した。教会内は綺麗で中央奥には女神シャルティーア様の像が立っていた。像の下まで行くと神父は立ち止まった。


「今からアルトリア様の5歳の誕生日を祝して、才能の儀をここに行います。準備が出来ましたら、シャルティーア様に祈りを捧げてください。」


僕はシャルティーア様の像の下で膝をつき祈りを捧げた、それを見た神父は口を開いた。


「ああ!シャルティーア様!今日はこの者アルトリア・グランデルが5歳になる特別な日、どうかこの者に進むべき道をお教えてください!」


神父がそう言うと突然シャルティーア様の像が光り輝いた、光が治まると像の前に文字が浮かび上がる


ーーーーーーーーーーーーーーーー

name アルトリア・グランデル

攻4


防4 産4


芸4 商4

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

周囲が突然騒ぎ出した、父が驚いたように言う


「な! 全て4だと?!」


「何か変ですか?」


「いいか、アル!才能は0じゃ無ければ向いている事になる、そして才能は2か3有ればその道でやって行けるんだ!それで4以上は天才と言われ成功が約束されているようなものなのだ。それが全てなんて…」


「待ってください辺境伯様、これは平均です。まだ詳細は表示されていません!」


「そうか…一応確認してみよう。多分だが5がいくつか有るだろうな」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

name アルトリア・グランデル

攻4 防4 産4 芸4 商4

近4 盾4 鍛冶4 音4 算4

遠4 避4 料理4 絵4 話4

斬4 隠4 錬金4 舞4

突4 歌4

打4 書4

魔4

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「全て4ですけど?お父さっ」


父は口を開けて固まっていた。しばらくたち固まっていた父が口を開いた


「あ…あ…有り得ない!全て4など何をしても成功するでは無いか!」


「これ程の才能…今までの儀式の中で初めて見ましたよ!」


「アルトリア、お前は何がしたい?お前は何をしても上手くいく、本当は最も才能があるものをさせようとした…でもお前は全ての才能がある、なら何の道に進むかお前が決めろ!」


初めて父に愛称では無い僕の名前を呼ばれたため僕は少し驚いた。それほど真面目な話なんだ!ならちゃんと答えよう僕のやりたい事を!


「僕は…僕は色んな事をしたいです!剣も魔法も弓も、生産だって芸術だって商売だって!色んなこと経験したいんです!」


「フッハハハ、そうかそうか全てやりたいか!わかった、だがいっぺんには難しいだろう?まずは何からやるんだ」


最初に始めるのは前々から決めていたんだ、ずっと兄様達を見て憧れていたんだだから僕は、僕は!


「お父様!僕、剣士になりたいです!」


「そうか、剣士か!なら明日から訓練だお前のために講師も雇ってやる!今日はとことん楽しめよ、明日から忙しくなるぞ!」


「はい!お父様」


何故だか帰りの馬車は行きより短く感じた。明日から特訓が始まる、早く明日にならないかな〜!その前に今日の誕生日を楽しまないとね!家族のみんなにこの事を伝えたいしみんな驚くだろうな!この日僕は、中々寝付けないのだった。


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