7, とりあえず情報
情報がほしい
ん〜眩しい 目をしぱしぱさせ周りを見る
「夢じゃない」 がくんとうなだれる
夢だったら良かったのに
あり得ない現実に戻される
部屋を見回すと大きな鏡があった
「そう言えば、今の俺ってどんなだ?」
鏡の前に立ってみる
「・・・小さい」
どこから見ても小さい、多分8歳から10歳ってとこかな 「はぁ」マジか
ベッド横のソファーに置いてあるバッグを肩からかけてみる
「でかいかぁ 、肩紐?ベルトを短く調整してみるかぁ」 ベルトをギリギリまで短くしてみる
背中側にバックをやってもいい感じだなぁ
前にしてもいいか? なんかランドセルの肩掛け一本って感じだな 体が小さいから仕方ないか
おっバッグの中に冷蔵・冷凍品入ってたな大丈夫か?
バッグの中をあさってみる
「おお〜冷たい 良かったぁ〜 姉さんのアイス〜」
バッグをジーっと見て(鑑定)と心の中で言ってみる
[サクラのバッグ ・・・「この前と一緒か、んっ」
時間経過なし]
「・・・便利だな」と1人頷いてしまう
トントン 「サクラくん ご飯ですよ」っと奏多が声をかけてくれた
「はい、今行きます」
身なりを整えて部屋から出ると
「おはよう ご飯食べようか?」と涼介が椅子を引いてくれる
「おはようございます ありがとうございます」と挨拶すると 4人は笑顔で迎え入れてくれた
朝食後、涼介達は昨夜4人で話したことを教えてくれた
「一緒にここを出て行かないか?」と
「僕は多分皆さんよりすぐここを出れると思います。
昨日、あの女の人が里親とか言ってましたから
でも里親の所に行かないですよ。違う国に行こうと思ってます。」と俺が言うと
杏奈が心配そうに「小さいのにちゃんと考えてるのね
、でも無理しちゃダメよ。私達を頼ってね」
4人とも不安だろうにいい人達だなぁ
その後、5人で話し合った
今日は、国王と面会の後みんなで図書室に行って情報を集める事に決めた
出て行くのは夜中がいいのではと決め夕食後、お風呂に入ってからみんなでリビングに集まる事にした