37, 畑に植えたけど・・・
農園に住人?が増えたよ
ザーランさんと畑に向かう今日は植えるんだ
マーロくんは土を通して移動出来るけどまだ本調子じゃないから疲れちゃうって、それにみんなで行きたいってさ
ザーランさんがマーロくんを自分の肩に座らせてる
2人とも楽しそうだ
畑と果樹園予定地に着くと
キラキラふわふわ妖精がしてる
昨日より増えてる??
「俺の畑に妖精がいるぞ。すごいなぁ〜俺にも見えるぞ。」って
『みんなここが気に入ったって。ここに居てもいい?って』
「もちろんだぞ、マーロも友達が居たら楽しいだろ?」って ザーランさんとキャロリナさんがマーロくんと呼び方を決めてた お互い家族だから呼び捨てにしようって キャロリナさんが長いでしょって キャロって呼んでって 俺にもキャロさんって呼んでだって
「マーロくん良かったね。みんな嬉しそうだし。」
『うん。ザーランありがと』って肩の上でにこにこしてる 元気になって良かった
ザーランさんは昨日からずっと嬉しい楽しいって感じだ
さぁ今日も頑張るぞ〜
苗木を果樹園の植える予定地に置いて2人で植えていく、大きくなるからちゃんと考えて間隔を空けて植える
助かるのがマーロくんが、『ここが良いよ』って間隔を教えてくれる
ザーランさんはマーロくんと楽しそうに植えてる
マーロくんに聖魔法水をあげてから植物の魔法で根をはらせていいか聞くと、『ありがと、その方がみんな元気になる』って言ってくれた
ザーランさんにも許可をもらった ありがとうって
結構な量だなぁ、木陰で休憩する果実水とクッキーを出すとキャロさんがお昼ご飯を持って来てくれた
みんなで食べる 横にお皿を置いて妖精達のクッキーを並べた置いた
『ありがとう。サクラ』『ありがと』『美味しいのありがと』ってみんな嬉しそう 大きいからシェアしてるよ
キャロさんが「あら〜。また可愛い子達がたくさんね。私もお菓子作りたい、頑張ろうかしら。」って
『お菓子。キャロ作れるの?』ってマーロくん
「お菓子、好きなのね。美味しいフルーツをここに植えるからフルーツ入りもつくりたいわね。このお菓子はショウくんが作ったの?」「うん」
お菓子作りおしえてだった
今日もお泊まりしてだって
植え終わったらキャロさんとお菓子作りだね
キャロさんも加わって苗木を植えていく
何の苗木かわかるようにってザーランさんが木近くに印の色付き棒を挿す、名前を書くと珍しいから持ってっちゃう人が居たりするかららしい
知り合いの果樹園で、他所から来た人が取って行った事があるんだって 木から全部、しかもそれを売ってたって
みんな一生懸命育ててるのにマジふざけんな だよ
『ここは、サクラが周りに柵をしてくれてるから、悪い人は入れないよ。』だって えっ?
3人で固まった 「僕、何もしてないけどなぁ」
『現状維持の魔法付いてる。サクラ、結界、排除出来るでしょ?付いてるよ。』
3人で 顔を見合わせて えっ? てなった
「ザーランさん、ごめんなさい。なんか付いてる見たい。柵、外した方がいい?」
「いやいや。驚いたが、有難いぞ。こっちがこんな良いの付けてもらって。」
「良かった。柵広げたい時には言って下さい。広げて柵を付け直すので。」
果樹園と森との間に整地した更地がある
まだ畑も果樹園も空いてる所があるから大丈夫だよって 何かあったら頼むなだって
ザーランさんは俺が何をしても笑っててくれる
良い人なんだよ やらかしてるの分かってるんだけど
弟とか見るみたいに頭を撫でて受け止めてくれる
マーロくんも受け入れてくれたしね
本当にありがとうだよ
3人で果樹園に苗木を植えて ハーブも木の周りの踏まない場所にポツポツ植えた
ザーランさんとキャロさんは畑の方に野菜を植えて来るって
その間に聖魔法水をかけて周った
木が嬉しそうに枝を揺らしてる
土に手を当てて 植物の魔法を使う マーロくんがストップをかけるまで力を流す
『良いよ、サクラ』って言ったから見たら
「おお〜。みんないい高さになってるよ。」
リーブラとアプル、メノルは丁度良い位の2メートルちょっと 『ここの子達はこれよりちょっと大きいなる位だよ。その後は葉や花、実に養分が行くからね。それ以上は大きくならないよ。』
「助かるね。あまり高いとキャロさんが大変だからね。」『ねっ』って2人で笑った
全部花の蕾が付いてる
マーロルは株が大きくなってふさふさ きれいな白い花が咲いてた「マーロくんの花咲いてるよ」って言うと『ぼくの花、僕の花』ってマーロルの所に嬉しそうにトテトテ歩いてる 可愛い
「キレイだね。このハーブはお茶にしても精油とマーロルウォーターにしても良いしお菓子に入れても香りが良くていいんだ。何にでも使える万能のハーブなんだよ」
『マーロル万能。すごい』ってまた喜んでる
苗木が思ったより大きくなって驚いたザーランさんとキャロさんが来た
マーロくんが『僕の花、きれい。万能』ってザーランさん達の所までトテパタ走って行く でもちょっとフラフラだから慌ててザーランさんが走って来るマーロくんを抱き上げた
「おぉ〜マーロどうした? ケガしてないか?」って
『だいじょぶ、嬉しくて走った。』「ホッ、そうか」って
『見て、マーロル咲いた。サクラがマーロル何にでも使える万能って』ニコニコして一生懸命ザーランさんに話してる 「そうか、そうか」ってザーランさんもニコニコしてる
キャロさんが追いついて現実に戻した
「え〜。全部そだってるわあ。」って
収穫出来るマーロル、レルス、ミコルを持ってザーランさんの家に戻る
野菜は植え終わったって ザーランさんは帰って蜜蜂の巣箱を作るって
俺はキャロさんとお菓子作りをする
帰り道もマーロくんはザーランさんの肩に座って嬉しそう 2人でお話ししてるよ
俺はシオンをフードに入れてキャロルさんとお菓子について話しながら帰った
キャロさんが「ありがとう。果樹園も手作りの物も。1番はマーロを私達の所に連れてきてくれて。フフ ザーラン見てよ。嬉しそうで楽しくて仕方ないって感じでしょ。私の為に毎日遅くまで働いて、土地を買って。毎日ヘトヘトだったのよ。でも、ほらマーロと楽しそうでしょ。」って
「ザーランさんはキャロさんと幸せになりたいから頑張ってたんだよね。自分は三男だから苦労させるって言ってたよ。キャロさんと早く一緒に働けるように頑張ってたんだよきっと。マーロくんを受け入れてくれて、家族にしてくれて僕の方がありがとうですよ。」
キャロさんはウルウルして「ありがとう」だって
「マーロが可愛くて可愛くて仕方ないのよね、私もザーランも。」って笑った
ちょっと柵がすごい?
みんな育ち過ぎかなぁ
マーロくんに家族が出来たよ
良かったぁ




