12, 馬車で脱出 貨幣について
お金の種類
レガリアルナから脱出
広場でライドラム行きの馬車を探した
幌付き馬車で8人から10人集まったら出発するらしい
5人分の馬車代を払う
「小さい子も行くのかい?長旅だが大丈夫か?」とスキンヘッドのおじさんに言われた おじさんは従者兼護衛らしい 大丈夫だと伝えると豪快に笑った
おじさん以外に2人の護衛の冒険者がいた
代金は共通通貨だと銅貨20枚でだいたい2000円だった 5人だから100枚になるが100枚は銀貨1枚払えばいい 銅貨と下に茶銅貨がある 茶銅貨(10円)、銅貨(100円)、銀貨(1万)、青銀貨(10万)、金貨(100万)、後白金貨ってのがあるが1000万なんてなかなか持ってない
俺達も金貨までしか持ってない 当たり前だけど まぁ使いづらいしな
5人で話しながら出発を待っていたら、男女2人が来た 彼らは商人で仕事帰りだそうだ
しかも女性の頭にもふもふの耳があった
5人で凝視してしまった
それに気付いた女性が
「獣人は初めて見たのかしら? 私は犬獣人なのよ。」
んっそういえば、屋台では食い物とかしか見てなかったし、頭の上見なかったな と話していると
可愛いわね っとクスクス笑っていた
じっと見てごめんなさい と謝ると 気にしないで と言ってくれた よかったいい人で
その後年配の夫婦と中年夫婦の4人が来た4人は家族だそうだ 娘さんの結婚式に来ていて帰りなんだそうだ
これで11人になってライドラムに出発になった
今日は途中の町で一泊した 次の日は乗合馬車とかが集まって泊まれる広場に泊まる
「楽しみだね。キャンプみたいだ」と言うと
「そうだな。今日はみんなで寝ような。」と涼介が言ってくれた
スキンヘッドのおじさん トリーさんが
「坊主は、楽しそうだな。後7日で着くからな。今日はにいちゃん達とご飯作るんだぞ。」と笑ってた
日が落ちてきて広場に着いた、周りには同じような馬車が3台いた 王都に行く馬車と、また違う都市に行く馬車だった
違う都市に行く馬車は後15日かかるって
俺と奏多は「わぁ〜 無理だぁ」と言ってしまった
トリーさんがそんな俺達に
「まだ良い方だぞ、40日かかる所もあるからな」
その一言に俺と奏多は「げっ」と顔を見合わせて苦笑した 俺達にはまだ無理だと言いながら他の3人のところに戻った
5人で夕食を食べて クリーンで全身、服も洗浄して王宮から失敬してきた毛布をかぶって寝た
次の日朝食を食べた後、トリーさんと護衛の女の人が俺達の所に来た (んっどうしたんだ?)
「すまないが、俺と彼女に さっきやってた魔法をかけてもらえないか? 汗臭くて・・・な」
(なるほど クリーンをかけて欲しかったのか)
5人で目を合わせてうなずく
「いいですよ。5人とも使える魔法なんで、他にも居たらやりますよ。一気に数人できるので。」
トリーさんが他の馬車の人にも声を掛けていた
長距離の人達が喜んでいた
まぁ3台だから長距離の方を2人でやった馬車と馬にもクリーンをかけると馬がめっちゃ喜んでた 良かった
みんなにお礼を言われながら俺達は乗合馬車で目的地に向かった それから着くまでの7日間乗合馬車全員と馬にクリーンをかけた
泊まる場所場所で、奏多と一緒に鑑定しながら植物を採取して回った
なかなか楽しい 奏多も楽しそうに
「これも、これも」と2人で鑑定さんの指示通りに採取した やっぱり鑑定さんは有能だ
そんなこんなしてるうちに目の前に大きな門が見えてきた
この世界には獣人さんがいたよ
馬車移動も大変なんだね
クリーン出来て良かった〜汗臭いのイヤだ




