11、準備は大事 捕まりたくないからね
何でも詰めてきたよ
まだ夜明け前の為誰もいない公園で5人はバッグの中身を確認する事にした
(だって何がいるかわからなかったからさぁ何でも入れちゃったんだよ)
涼介と奏多には肩掛けバッグと言うか俺のバッグみたいに背中にフィットさせる事が出来るタイプだ、前に持ってくることも出来るから便利だ
結菜と杏奈には腰に巻くタイプのポシェットだ
肩掛けポシェットも渡したがポシェットを引っ張られたらイヤだって事で腰のになった
さて中身の確認
4人が確認しながら固まった
装備や武器は予備も入れたし完璧なはず
食糧も完璧 (うん全部完璧だ後は、お金もあるし、服を着替えないとか)
「あの、服とかサイズ大丈夫ですか?好みとか分からないんでお互いに出して見てみてください。ちゃんと全部クリーンしたんで綺麗ですけど」と言うと
「さくら君、すんごいいっぱい入ってるんだけど、服は嬉しいわ。靴と帽子に下着まで。ありがとう。
結菜ちゃん服出して見てみましょう。」
と杏奈と結菜は2人で盛り上がっていた
「ありがとう、さくら君こんなにたくさん大変だったろ?」
「いいえ、サーチ使ってましたから。だってあの王女も言ってたじゃないですか?生活の保障はするって、だからちゃんとその分はもらわなきゃですよね。
それに僕は、周辺諸国の事とか、魔法の事しか調べてなかった。だから身分証の事とか先の事を涼介さん達が考えててくれて助かりました。 あぁお金の事忘れてて慌てましたけど。部屋に戻る途中にあって良かったです お金は共通通貨でもらってきましたんで。王女が保障してくれてるんで大丈夫ですよね。」
と3人で笑っていた
女性陣は「ああ、これ可愛い。」「これも可愛いです。色もデザインも良いよね 。さくら君すごい」 「本当、靴もブーツタイプだけど中がしっかりしてるしね。」
「さくら君センスあるんだね。」
と奏多が言ってきた 俺は頭をかきながら
「いや、姉さんがいるんで」
涼介さんは「俺妹いるけどダメだな」と苦笑していた
俺達5人は服を着替えた。
杏奈と結菜は上がシャツとベスト、下はスカートで編みひものついたブーツだ
涼介達はTシャツみたいなのを中に着てシャツとゆったりめのズボンにブーツ4人は指輪を薬指にして絡まれないよう対策済みだ
全員片手には対魔法のローブを持っている。ひざ掛けにもなるし、着てフードを被れば人目も避けられる。
日が昇り出すと、人が増えてきた
一般民はみんな俺たちと似たような格好だった
俺達は、朝食を売っている屋台に行って見られないよう、バッグに入れていった
ちゃんとお金は使えた 良かった
屋台通りにある机に食べたい物を置いて朝食にした
屋台で今から行く都市への行き方を聞いたりと、いろんな情報を集めた
「やっぱり、王女も国王も怪しさ満点ね。みんなどこに移動するか考えてるみたいだものね。」
「乗り合い馬車がこの先の広場から出てるって言ってたから。食べてからちょっと非常食みたいなの買って行きましょう。」
そうなんだよなぁあまりバッグのことはばれないほうがよさそうだから、水筒とクッキーとか干し肉とか買わなきゃだな
朝食を済ませて5人で買い物した 水筒と非常食を買ってバックに入れて広場に向かった
杏奈(さくら君、しっかりしてるわよね)
結菜(はい、でも本当助かります。制服は目立ちますよ)
杏奈(確かにね、これは目立つわ。しかも服のチョイスいいしね)
涼介(服は考えてなかったな。助かったよ、これじゃ目立ってすぐ捕まりそうだ。)
奏多(種類豊富だね。いろんな国のもあるのかな?)
桜(倉庫でホコリ被ってたんで、多分前の人達のお忍び用だったんじゃないですかね?後から使わない物とを入れ込んだ感じでしたよ。ちゃんとクリーンしてますからね。)
涼介(贅沢してそうだったしな。キラキラしたの付けてて目が痛かったよ)




