表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「中止」高校生の新世界作り!  作者: 星宮みつき
序章
7/19

7.あいつ

「やぁ。またあったね。」


そうだな。


「なぜここにやってきた?」


お前に聞きたいことがあるんだ。

自分の世界に潜り込む方法を。


「知らないな。神は世界を創造するだけだ。」


いや、絶対できるはずだ。


「なぜ君はそう思うんだい?私が無理だといっているのに。お前の前世にも『神』という確かな存在はいないだろう。」


じゃあ神は世界を創造しきって、目的を終えたらどうなるんだ?


「その世界から姿を消す。世界は10万年ほどまでは生き延びるが、徐々に崩壊し、破壊されるだろう。今で言う地球がそうだ。」


なぜだ?


「さっきも言っただろう。神は世界を創造するだけだ。」


よく考えるとそうだ。前世でも神様といったら世界を創造することしかしていない気がする。


「そうだろう。」


いや、そうだが、俺の前世には何人も神がいたぞ。様々な人種、宗教。


「お前には言いたくなかったが、お前の世界には神は二人しかいない。」


しか…?って、二人もいるのかよ。


「君がこの世界に来て、最初に生み出した生物だ。」


……リサ、か。


「そうだ。お前も知っている通り、リサの一族は神のように讃えられているだろう。」


リサは今どこにいるんだ。


「ふむ。やはりそういうと思った。リサはこちらで預からせてもらっている。」


なぜだ!リサを返せ!


「君が実力を見せるまでだな。」



……最後に一つ。お前のやろうとしていることはなんだ?


「すごく大きいものだ。役目を終えて、消えてしまいたくないからな。」


「あと、君に質問責めにされているから逆に質問するけど、君は今の世界をどうしたい?」



その時、夢から覚めたんだ。


今の世界をどうしたい、か。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ