17.屋敷-#4
そのあと無事会議は終わり、解散した。
すごく大変だったが、すごく参考になることばかりだった。
「所属」というのは自分の生まれて来た意味、またはできることを表すらしい。
僕を作ったのはトーラマ。トーラマがどんな意味で僕を生み出したかがわからないため、僕は所属は無だ。
どうやらそれは僕だけではないみたいで、この屋敷のマーもそうらしい。
マーを作り出したナー様はマーを作り出してすぐいなくなってしまったらしい。
所属がない人たちは神の中でも差別されるらしい。
だから、マーは世間から正体を隠している。
そして、一番びっくりしたことが、ここ、天国はナー様が作ったものだと。
天国は地獄に比べ、2番目に神が多い。
マーも、ジョージも、全て神。
全てに役割がある。
神は、役目がなくなると消えてしまう。
その役目がわからない所属なしの神は、いつ消えるかわからないという。
ジョージは魔術。その魔術を使い、屋敷を管理するということだ。
最近はナー様がいないため、魔術を使わず手入れしているそうだ。
ジョージも屋敷がなくなってしまったら消えてしまうのだ。
と、いうことは。ナー様は生きているのだ。
なぜかって?天国があるから。
前も言ったが、その世界を作った神が死ねば世界は崩壊するのだ。
実は、ナー様がいなくなってから天国では3000年が経過しているのだ。
神がその世界にいなくなると時間が経つのが早くなる。
正常な時間であれば、3年ほどだろうが。
そうだ。僕の名前を考えないと。
秀樹の『ひ』を入れたいな。
うーん。ひ、ひ、ひ…
わからない。何がいいだろうか。
そのあと、決まった僕の名前は「ヒカリ」だった。




