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11.終わり?
くそっ。蜘蛛
「お、い。し!そ?ぅ」
おかしな声を上げて襲って来た。
僕の体に鋼のような蜘蛛の糸が巻きついた。
ショウも糸を切ろうとしているが、うまくは行っていない。
「くそっ。くそっ」
「はっはっはっ。楽しそうだね。その蜘蛛は、君たちのために用意したんだよ?
僕、優しいんだ。だから、存分に楽しんでね。」
あいつの声はだんだん遠くなって行った。
もう僕は身動きが取れない。
なぜだ。
僕は蜘蛛に引きずられて行く。
あぁ、もう終わってしまうのか?
スーパーヒーローでもなんでもいいから来てくれたらいいのに。
僕は洞窟に引っ張られた。
はぁ、この世界がお話の世界だったらなぁ。
こんな短い結末があるかい。
僕はそのあと、心臓に釘を刺されて死んだ。
短い結末。




