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「中止」高校生の新世界作り!  作者: 星宮みつき
序章
10/19

10.地獄。

僕は壊れかけた自分の祠から、あいつの世界へ行く。

ショウも一緒に。


どうやら相手の世界では神の力は使えないらしいから、武器などは全て自分の世界で作って行く。


「あいつは一体なんなんだろうか。」


「ねぇねぇ、あいつ、あいつって行ってるけど、あいつって誰?」

ショウは本当に馬鹿だ。

けど、言ってなかった僕も悪い。


「僕を前世で轢き殺したやつ。」


嘘をついた。なぜかはわからない。

ただ、僕は嘘をついた。


訂正する間も無く、あいつの世界に到着した。

その瞬間、すごく嫌な叫び声と、すごく嫌な悪臭を感じた。


「うわわわわわあーぁああああぁ」

「いやだぁぁぁぁぁああぁあああ」

誰かが殺されているのか?


そうではなかった。みんな死んでいる。

あいつの世界は地獄だった。


僕の立っている地面は真っ赤な石だ。多分血で染まっているのであろう。


見た限りその世界は血で埋め尽くされているようであった。

本当にそこは地獄だ。僕に対しても。


溶岩のような池に、上から次々と人が落とされて行く。

叫び声を上げるまもない。


「やぁ。またあったな。今度は君から会いに来てくれたのかい?」

ショウは剣を構えた。


「はっはっはっ。こわがることないよ。心配するな。」

不気味な笑い声が聞こえてくる。あいつはどこにいるんだ?


「ほら、みんな。新しいご飯だよ。召し上がれ。」


そのとたん、壁が開き、中から血の色に染まった凶暴な蜘蛛が飛び出して来た。

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