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第二章 妖・孫悟空

第一章 あらすじ


龍孫呉(りゅうそんご)が森の中で見つけ開いた扉の中には妖、つまり妖怪が封印されていた。

その封印を解いてしまった孫呉の腕に刻まれた猿の絵。

孫呉の前に現れた猿。

これから先どのような事が孫呉を待っているのでしょう・・・

「・・・今なんて言った?」

「妖の封印の協力をしろ」

・・・なんだって?

「俺は見ての通り普通の人間だ!妖の封印とやらは他の奴にまかせな!」

「無理だ」

「は?無理じゃねーよ!」

「無理なもんは無理だ!」

!!

「何で無理なんだ?」

「あの扉を開いたのはお前だろ?」

「そうだよ・・・」

「お前はすでに妖の能力(ちから)を手にしている。」

!!

俺が・・・妖怪に・・・

「そ・・・そんなはったり・・・」

「はったりなんかじゃねー!」

ってことは・・・ほんとに・・・

「俺は妖怪になったってのか・・・?」

「そうだ。妖を封印できるのはお前しか出来ない。」

「・・・で、でもさ他の奴にもお前の声が聞こえたりすんだろ?」

そうなんだろ?

「いや・・・俺も妖なんだ。妖にしか俺の声は聞こえないんだ」

・・・マジかよ・・・

「それは俺にしか出来ないんだな?」

「あぁ、そうだ。」

俺にしか・・・

「・・・わかった!封印を手伝ってやるぜ!」

「あぁ!」

俺にしか出来ないなら・・・

この世界を守る!

「でも・・・それならなんでお前がここに居るんだ?お前も妖怪なんだろ?」

「言っておくが妖怪と妖は少し違うんだ。」

「わかったよ。」

なんか面倒くせぇな・・・

「んで、お前も妖なのに何で居るんだ?」

「俺はお前の能力(ちから)だからだ。」

俺の・・・能力(ちから)・・・?

「つまり・・・妖力(ようりょく)見たいなものか?」

「そうだ。」

・・・そうか

「・・・?そういえば、お前の名前知らねぇな」

「そうか・・・俺は孫悟空だ。」

・・・今なんて・・・?孫悟空?

「孫悟空ってまさか・・・三蔵法師と天竺に行った?」

「?・・・誰だ?そいつ・・・」

「知らないか・・・」

「ん・・・?」

びっくりしたぜ。

「知らないならいいんだ。」

「へんなやつ・・・」

お前よりマシだよ!

「ところでお前は?」

「俺か?俺は龍孫呉(りゅうそんご)ってんだ。よろしくな!」

「おう!」


「なぁ。」

「なんだ?」

「ひと言封印っつってもさ、どこに行くんだよ。」

「あぁ、それはな、この世界全てだ。」

・・・

「全てって・・・まさか・・・」

「全て行かないでどうやって妖を探して封印しろってんだよ。」

マジかよ・・・おい・・・

「明日から出発だからな」

「明日!?」

「そうだよ。」

「おい!俺はまだ高校生なんだよ!」

「それがなんだ。」

おい・・・


次の日

「やっぱり今日じゃなきゃダメなのか?」

「あぁ、早いほうがいい。」


そうこうしているうちにここを出発した・・・


第二章 完

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