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第十三話 犬猿の仲、再会

第十二話 あらすじ

孫呉の得とくした能力(ちから)接収取り込み (オーバークロス)

それは封印の札に封印した妖の能力(ちから)をクロスするという物

しかしこの能力(ちから)には未知なる能力(ちから)を秘めている

孫呉はオーバークロスを使いこなし、すべての妖を封印することが出来るのか・・・

次の町はとても暖かい南国

ここに来てから一ヶ月、たくさんの妖と戦いそして封印してきた

「ここにはどんだけ妖がいるんだ!?」

「ざっと見て、今のところ十体の妖を封印したみたい」

そんなにか!?

「それぞれのオーバークロスで使える特殊の能力(ちから)は?」

「えーっと・・・雷、()(じゅ)(そく)(たい)(ざん)、術、(きゃく)(そう)()だよ」

「見事にばらばらだな・・・」

「・・ねぇ、この体、斬、脚、翔、焔って何?」

「体は体術、突きなどの威力を上げる。斬は斬撃(ざんげき)、刀などの刃物を自在に操り相手を切り付ける。脚は脚力、脚の力を上げ蹴りなどの威力を上げる。翔は飛翔(ひしょう)、地を蹴り宙に浮くことが出来る。焔は熱、体の温度を上げる」

「・・・いろいろあるんだな」

体術・・・それは使えるな・・・・・

「優里」

「何?孫呉君」

「お前が封印した札、俺が持っとく。いちいち優里からもらうんじゃ時間がかかる」

「・・わかった。預けとくね」

「サンキュー」

・・・俺もスピードを上げなきゃな


その深夜

「今日は同時に武器を出す・・・」

「悟空。今日はオーバークロスの高速切り替えの特訓をしたい」

「・・・そのために預かったんだな?」

「あぁ。俺のあのスピードじゃとても遅い。だからだ」

「なるほど・・確かにあれでは遅い・・・いいだろう。その特訓をするぞ」

「あぁ!」


翌朝・・・

「・・・」

「ん・・・・・孫呉君?」

俺は部屋を出ようとして優里が起きた

「どこ行くの?」

「散歩・・・」

「・・いってらっしゃい」

「・・あぁ、行って来る」


「いいのか?言わなくて・・・」

「この妖気は猿族のものだ。その猿族で高速切り替えを試す。それには一人で戦うのが一番だ」

「なるほどね・・・」

「・・・・・ここだ。悟空」

「あぁ」

クロス!

「ウキャーーーーーーッ!!」

「来たな。太刀(たち)!斬!」

「ウホッ!ッキャーーーーー!!」

「斬る!」

ザシュッ!!

「ウギャーーー!」

「速!」

ビュン!

「体!如意棒!おらーーーーーッ!!!」

「ゥキャーーーーーーーーーッ!・・・・・」

「・・よし。高速切り替えは成功だ。・・アウト」

「やっぱり・・・」

!!

「優里・・・」

「悟空も一緒だったから何かあると思ったら・・・」

「鈴鐘・・・」

「高速切り替えが使えるかどうか試したんだよ」

「・・クロス」

何か恐ぇ・・・

「封印・・アウト」

「私たちに黙って行っちゃだめでしょ!倒したあと、どうするつもりだったの?」

「・・そこまで考えてなかった・・・」

「やっぱり・・・」

・・全てお見通しって感じだな・・・

「今度からは言ってよ?何か試すんだったら手出ししないから」

「・・悪い」


「・・・じゃ、戻ってご飯にしましょ」

・・・・・・悪いな・・・


「お、おかえり。二人ともどこ行ってたんだ?」

「俺ランニングしてきた」

「私は孫呉君を探しに」

「ふーん・・ま、飯にしようぜ!」


俺たちは朝飯を済ませ妖を探しに出た

「じゃあみんなばらばらに探すか?」

「そうだな。それが一番手っ取り早いな」

「じゃ、みんなこれを」

俺は通信機をみんなに渡した

「・・なぁ、孫呉。お前さぁ優里みたいに札作れねぇのになんで能力(ちから)こういう通信機作るとか器用な事できるんだ?」

「さぁな。俺も知らねぇ。とりあえず探しに掛かるぞ」


「何か見つけたか?」

『ううん。それらしき人もいない』

『こっちもだ。だいたいお前は妖気を感じられるが俺はそういうのはわからねぇんだ』

「またあとでな」

いない、か

しかしまだでかい妖気を二つ感じる

・・敵か味方か・・・

「・・・悟空」

「あぁ・・いるな」

「森まで行くか?」

「そうだな」


「・・・奴らは?」

「いる。隠れてるぞ」

「・・やるか」

「あぁ」

クロス!!

「!!どこ行った!?」

「・・クロスしたみたいだね」

「てめぇらか!!」

如意棒!!

「な・・イギッ!!」

「こそこそ隠れやがって!!」

「く・・クロス!」

葉苞(ようほう)。俺たちもクロスだ!!」

二対一とは卑怯な

鎌暫(れんざん)葉苞(ようほう)か・・久しぶりだな」

「あぁ。何年ぶりか・・・」

「あやかしに操られた妖を封印して以来だよね」

「・・・そうだな」

ふ・・普通に会話してる・・・

「おい・・悟空・・こいつらは?」

「鎌暫は戌の妖、葉苞は未の妖だ」

「戌と未・・・」

悟空と鎌暫って奴・・すげぇにらみ合ってるなぁ・・・

「・・やっぱ猿と犬だから犬猿の仲って奴か?」

「そうだ!!」

「・・使い手(パートナー)を持ったお前の能力(ちから)・・・見せてみろ!!」


第十三章 完

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