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恋姫†無双-外史の傭兵達-  作者: ブレイズ
第三部:徒然なる日々
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PV82万突破記念



なんだかんだで続いてるぜ−!!







どうも皆さん、おはようございます、またはこんにちは、もしくはこんばんは。



自分、BLACK…じゃない黒狼隊第二小隊分隊長を務めている、曹長と申します。


以後お見知りおきを。


…えっ…名前ですか?



ちゃんとありますよ、両親から貰ったのが。


ただ自分の任務の特性上、名前を明かすのはご法度なので申し訳ありませんが、曹長と呼んで下さい。



…全隊員が“曹長”と呼ぶと大体は自分の事だったりするんですが…。



それはともかくとして…少し自分の紹介をしますか。



自分の祖国は、隊長と副長の祖国である日本国と近いです。


海を挟んだ向こう側にあります。


その国は半島の北側にあり、南には自分達と同じ民族が暮らす国が…。



はい。ご察しの通り、あの国です。



北緯38゜線と軍事境界線を挟んで、弾道ミサイルの発射実験や核実験で世界を騒がしている、あの国です。



…実家も貧困に喘いでいまして、働き手である自分が徴兵されて軍に入隊したのです。



そんなこんなで、自分が配属されたのは人民軍特殊部隊。


諜報、敵地潜入、要人警護、撹乱、破壊、拉致、暗殺にいたるまで様々な任務をこなす部隊です。


当時の階級は上士…あぁ曹長と大体、同様のそれです。



まぁ…色々とやりましたが拉致についてはやっていません。


自分の世代の頃は、それに該当する任務は皆無でしたので。



そして…祖国を捨てた訳ですが…やはり外は気持ち良いですね。


報道規制やらが無くて嬉しい限りです。


…家族の事が心配ですが、抜目ない人達ですので何かある前にさっさと逃げているかもですし。




あ〜そういえば伍長について。


彼、泗水関の戦いの最中に自分の前で亡くなったんですが……思い出すのが辛いな…。



んんっ!!え〜と…イ・ヨンジン伍長なんですが、名前から判るように自分と同じ民族です。


もっと正確に言えば、彼は南の海兵隊出身です。


国際法では交戦状態で仮想敵国同士でしたが、仲が良かったので、彼が亡くなり淋しい限りです。





閑話休題





さて…今回はなにやら記念という事で僭越ながら自分が進行させて頂きます。



それでは、“隊長と副長のヒ・ミ・ツ”と題しましていってみましょ〜。




此処に自分が集めた極秘文書の数々があります。


自分以外の人間には読めないよう、暗号をふんだんに使用しているので……解読するのも一苦労です…。



えっと…暗号表は……っと、発見。



ではでは…まず隊長から。



隊長こと、桂木和樹…あっこれは本名ですね。


偽名については…まぁ色々とありすぎて紹介するのは面倒ですので割愛させて頂きます。



身長は184cmで体重は72kg…体重が結構ありますが、実際は細身です。


…筋肉って重いんですよ。



生年月日については…198×年8月15日らしいです。


らしい、というのは本人の話によると、戸籍謄本に記載されている内容が合っているか疑わしいから、だそうで。


ちなみに年は25歳で、ピチピチの20代…の筈なんですよねぇ…。


無精髭を生やしていると、もっと年を食ってる感じがするんですが…。


本人は気にしてるみたいなので、口には出しませんがねWW



好きな食べ物は“人間の食べ物”。


嫌いな食べ物は“食べ物と呼べない食べ物”。



…当たり前だ、って話です。


まぁ…ウジがわいたオートミールを食べさせられたり、ミミズを食べた事も二度三度ではないでしょうから…。

あぁ…そういえば、隊長って、肉が好きみたいなんですよ。


意外ですよね?


あの人の事だから、魚派かと思ったでしょう?



それで、副長が悪戯で隊長のトレイから肉を奪って食べた事があるんです。


その時の隊長ときたら……。



無言なんですが、満面の笑みで副長を見るんです。


…なんというか…背後に真っ黒なオーラが見えました。



副長も流石にヤバいと感じたのでしょう。


自分達に助けてくれ、と視線を向けましたが、誰が好きこのんで鉄火場に飛び込むか、とばかりに眼を合わせないよう食事を続けました。


その後は…まぁ…ご想像にお任せします。



特技は武器の解体、組み立ての速さ。


…マジで速いです、ソッコーです。


無駄な動きが一切ありません。



最近の趣味については…園芸。



この前、屋敷に用があって行ったんですが…庭に畑が出来てました。


まだ種や苗を植えたばかりだそうですが、中々の物でした。


使用人になった徐哉くんも大変でしょうね。



日課は朝のトレーニング。


起きて直ぐに、腹筋や背筋、腕立てに始まり、懸垂などなど…。


腕立てなんか片手で、途中から逆立ちになって腕立て伏せをやっちゃうくらいです。


…アレで脳筋じゃないんだから、たいしたモンですよ…。



隊長の最近の悩みは……水に浮かばない事だそうです。



体脂肪率が5%を切るので、全くといって良いほど浮かびません。


その為、泳ぐ時は必死になるとか。


…意外な一面です。




そんな隊長を自分が評価すると…“理想の上官”ですかね。



あんな上官、上司って見た事がないので。



とある戦場で私の眼前に手榴弾が飛んで来た事がありました。


恥ずかしながら、自分は即応できなかったんですが近くにいた隊長が、自分を突き飛ばしてくれて命拾いを。


…代わりに隊長は破片を浴びましたが。


手榴弾から身を守る為に部下をそれへ覆い被させる士官は見た事はありますが…あんな士官は後にも先にも隊長だけ。



ただひとつだけ不満があるとすれば…鈍感ですかね。



これについては…皆さんが良く知っておられるかと。




では、次に副長。



本名は加藤将司で、偽名については隊長と同様に割愛。


身長は185cm、体重は74kgで、隊長と同じく筋肉質なのに細身。


生年月日は隊長と同年の6月6日で25歳。


これについては、おそらく間違いないとか。


好きな食べ物はケバブ全般と女性の手料理。


串焼きだろうが皿盛りだろうがサンドだろうが、とにかく好きらしいです。


手料理については“美味い”という条件がつくようですが…。


作ってくれる人がいるだけで嬉しいと思わないんでしょうかね?



嫌いな食べ物は…“食べ物じゃない食べ物”


…流石は相棒と言い合う仲だけの事はありますよ。



あぁ…そういえば…。


建業城の女官達がコソコソと噂話していたのを思い出しました。


「韓甲将軍と呂猛将軍って、どっちが攻めなのかしら?」


「う〜ん…たぶん呂猛将軍じゃない?」


「え〜!?絶対、韓甲将軍よ!!」


「でもでも、寡黙な人って受けが多い、って今月の八百一全集に載ってたわよ?」


「あっ今月の買ってなかったわ!!」


「それなら、新しく出来た蛇州戸(ジャスコ)がお勧めよ。あそこ品揃え良いし」




…攻めに受けって何の事ですかねぇ?


二人とも作戦は臨機応変なんですが…。



まぁそれはともかく…。



副長の特技は、治療とナンパ。


やっぱり軍医ですからね。


屋敷に開いた診療所には、副長が休暇と聞くと患者が長蛇の列を作っているくらい腕は確かです。


…自分達の治療はアレですけど。



ナンパについては…特技なんですかね?


自分には良く判りませんが…。


あ〜でも成功率は部隊の中で一番です。


…どうやってるのか。


まぁ…副長って軟派を気取った硬派なんですどね。


逆に隊長は硬派以外の何者でもない。



話を戻して…。



副長の趣味は、医療に関係する書籍の読書。


意外と思わないで下さい。


あの人、読書のし過ぎで軽い近視なんですよ。


お陰で、読書の時や書類仕事をする時は眼鏡を掛ける事があります。


まぁ…本当に軽いモノなので戦闘や生活でも問題なしなんですけど。



それで、副長の最近の悩みは、書類仕事の多さ。



隊長の話では、仕事中たまに遠い目をしている事があるとか。


曰く『500m望遠の目をしている』らしいです。


要は、虚ろな目をしているって事です。


隊長っていちいち回りくどい言い方をしますよねぇ?



そんな副長の自分の評価は“おちゃらけな副官だけど、実は一番真面目”。



部隊の副官ってホンットーにクソ真面目な人が多いんですが、副長の場合は真逆ですね。


普段だろうが戦闘中だろうが、おちゃらけてますので。


ただ、それは隊員達に無用な不安やストレスを感じさせない為の…そうですねぇ…一種の行動だと思っています。


上官が慌てたりすると、部下は否応なく不安になります。



逆に上官が良い意味で余裕こいていると、部下も余裕を感じます。


ただ…ふざけているのか、それとも真面目におちゃらけているのかの線引きが難しいので、それを使いこなしている副長はやはり凄い人です。






っと…こんな所ですかね。



また機会がありましたら、お会いしたいと思います。


ではでは、曹長がお送りしました。







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