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デュナミス  作者: kou∞
8/56

ペリペテイア No.2

当日。



土曜日の午前2時。



俺は切符を2枚持ち駅に居た。



彼女は歩いてきた。



待たせたこととかについて謝っていたが別に気にすることはないといって電車に乗った。



仕事内容は簡単



殺人事件の犯人に関する何かを探し見つけ依頼主に届ける。



依頼主はその町というか村で一番の金持ち。



そして、第一被害者の父親。



俺が調べたのはこのくらいだ。



彼女は仕事内容しか知らなかったようで、、、



調べず、もし、依頼主がヤバい人だったらどうするの?



と聞いたら



君がいるもの、大丈夫。



と微笑んでいた。



いつもなら大変なことが起きた場合、彼女を助けたりしないだろうが



今、俺やコイツ(僕)が生きている世界は辛くて狭い。これ以上狭くなることは避けたい

だからきっと死ぬ程度以外の危険なら助けなければいけない。



そして午前4時に電車を降りた。


歩いてその村まで行くことにした。



というより交通手段がなく歩かければ行けなかった。



歩いて2時間。



さすがに彼女はしんどそうだった


宿は道の途中で村から30分くらいのところ。



受付がしまっていたのでまた後で来ることにした



金銭的問題で部屋が一つしか借りれなかったことを彼女に話したら焦りながらも構わないと言っていた。



俺は襲う気などさらさらないし、興味もない。



しかし、それを言うのは止めといた。



こんなことでも住む世界が小さくなってしまう。



そして村を散策。



死体が見つかった場所を歩いていく。



そんなことをして10時になっていたので、とりあえず依頼人のところへ行った。



豪邸だ。



この村に合わない大きさと洋風の家という事により、館と言った方が似合っているだろう。



呼び鈴を鳴らした。



予想では家政婦なんかが出てくると思っていたが出てきたのは主人だった。



「なんの用だい?」



「仕事ですね」



「君たちがかい?」



「何か問題でも?」



大アリだろう



学生が殺人事件の探偵をするなどアニメや漫画、小説でしかないから



「そ、そうかじゃ見つけたらよろしくね」



全く信頼してないという感じである



彼女をちょっと先に行かせた。



そして亭主と話した。



俺が聞いたのはこの仕事をしている人数と名前と容姿の3つ。



犯人が紛れこんでる可能性がある。



一応そのくらいを聞いておけば、後々助かるであろうから。



名前は聞いて無いらしく、知ることが出来なかった。



しかし、今日は疲れた。



まだ午前中だが、、、



今日は特別なことをしている。



コイツ(僕)に時折ビジョンを見せている。



コイツにとってはヒメジさんとデートしているくらいの感じだろう。



それだけだが異常に疲れた。



見せておかないと、二泊三日の旅行、、、大変なことになる。



そんなことを考えて、彼女を待たせるわけにもいかないので向かう。



彼女も歩き疲れてる様子だ。



それからちょっと探して、昼食にした。



彼女が作って来てくれたことに驚いた。



俺は有り難く頂き、休憩した。



「なかなか見つからないね」



「簡単に見つかるモノじゃないさ」


「頑張らなきゃね」



「そうだね」



そんな会話をいくつか交わし、動くことにした。



とりあえず、事件があった近所に聞き込みと探索



悲鳴などは聞こえなかったらしい。



ならば睡眠薬を投与したか殺害してからおいたと考えるのが普通。


些細なことだが手帳にかいておく。



俺は携帯でどのような形で死体が飾られていたかを調べる。



がどこにも書いてない。



何故だ



仕方ないので第一発見者について聞いた。



犠牲になった人は今6人



一番目は依頼人の娘。



そして第一発見者は依頼主



二番は旅行客



第一発見者はその友達



三番目は村の若い女性



第一発見者は匿名



そのあとの三人も20歳未満であり、第一発見者は匿名希望



20歳を越えていたのは、大学のサークルで来ていた、第二の被害者のみ。



とりあえず聞けるのは依頼主しかいなく、依頼主の館へ行った。



「また君たちか。なんの用だい?」



「失礼と承知して聞きます。娘さんはどの様にかざ、、、殺害されていたんですか?」



一瞬ムッとしたが答えてくれた。


「私の娘はね、、、樹に吊るされていた。全てバラバラにね。」



まさかの倒置法。


この話に倒置法は必要なのか


手を顔に押さえてる彼女に声はかけないでおこう



「ロープでですか?」



「いや、警察に聞くと釣糸だったらしいよ」



なるほど。ならば見つかりずらいだろうな



しかし、、、、



「いくつか落ちてなかったのですか?」



「いいえ、、、すこし血は落ちてましたが、、、」



「そうですか、では失礼します。」



すこし血は落ちていた、、、?

どこかで解体し、運び吊り下げたということになる。



帰ってくるのが遅く、心配になり娘を探してた依頼主が見つけた。


二番目の被害者もそんなとこだろう。



なぜ三人目からは匿名希望なのだ


意味がわからない。



犯人が通報?



その意味がわからない。



俺なら誰かが見つけるのを楽しみに待つ。



と思うが昔、贖罪男を見たから

何ともな、、、



くそ何も思いつかん。



とりあえず何か探そう



村を散策



しかし、その日は何もみつからなかた。



30分程歩いて、宿に行った。



無駄な気遣いで最初蒲団が隣り合わせに、密接になっていたのだが俺は何の気遣いもなく、晩飯を食べ、風呂に入った後寝てしまっていた。



深く、深く、死んでしまったかのように、、、

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