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デュナミス  作者: kou∞
55/56

クローシークレット4

だんだんグだってきましたね(笑)



これから立ち直します!


きっと、、、

9時



きた



とうとうきた。



この時間



俺はホテルの部屋をでる。



MUの部屋に向かう。



『やぁ。』



手招きをする。



こいつはもう知っている。



言葉にせずとも通じあう。



わかっている。



『まずは犯行にめぼしい場所を。』



『そうだね』



各、部屋にいる時間でめぼしい場所を調べた。



お互いに。



一切会うことなく、地図に丸をしたのにほとんど一致した。



『まぁ一番はここだね』



『ならまず、そこへ行くか』



一度も、行われていない場所で今までの場所と似ている場所。



それを探しただけ。



ただそれだけ



俺らはわざと歩いていく。



俺以外の人間が死ぬのは構わない。



まぁ実際自分が死ぬのさえも構わない。



廃ビル



人気がない。



真っ暗。



これほど殺人現場に合うところがあるだろうか?



そう。



さすがMU、一発で当てた。



死体がウェルカムという感じで、飾られていた。



中に入る。



死体が俺らを導くように並べられている。



『なぁヤマモト。』



『なんだ?』



『死ぬ間際ってどんな気持ちかな?』



『知らない。死ぬまでのお楽しみ。だろう。』



一際異彩を放つ部屋の扉をあける



細切れにされた人間。



何人ほどだろうか?



『何人だ?』



『え?』



『とぼけんな、しかもお前、ばらすために俺をここに連れてきたんだろ?』



『ふふっ。そうだよ。でもなんで気付いたの?このMUが犯人だって。』



『くははははははは!何言ってんだよ貴様!』



『何が?』



『お前、MUじゃねぇんだろ?』



『ふっ。何故それを?』



『MUはイギリスなまりが激しいらしいんだよ。』



『んで?』



『お前、さっきファーストフロアって言ったろう?』



一階の喫茶店を。



『そうか。とんでもないことをしてしまったなぁ僕は。』



『あぁ、イギリス人はグランドフロアって言うんだよ。』



イギリスは一階をグランドフロア二階をファーストフロア



アメリカじゃ一階をファーストフロア二階をセカンドフロア



って言うからな。



『故に。かい?』



『あぁ。』



それだけ?



という顔だ。



『MUじゃない、自分を狂乱者という、そして、パーティーなんていう奴が犯人以外にあり得るのかよ。』



容易い犯人。



なんかじゃない。



俺は最初から踊らされていた。



コイツは、、、俺を殺したくて近寄った。



最初からここでばらすつもりだった。



ここで殺すつもりだった。



だから、俺を導いた。



事件を解決云々という物語じゃない



『つーかなんで貴様は俺がイギリスに来ることを?』



『盗聴してね。君の話を聞いて思ったんだよ。』



殺し合いたい。と



凄惨な笑みを浮かべ



吸血鬼の如く手を広げ



俺に、ナイフを投げる。



渡すように。



『さぁ、殺ろうか。』



笑いながら言ってくる。














『無理だ。』



俺はその一言を返す。



『は?』



『くははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは』



俺は笑う。



笑う他に何もない。



『、、、は?』



『俺はお前と殺り合うことは出来ない。』




『えっ?』



『はぁ。』



俺が雇われたのが政府というのを忘れたのか?と問う



見張りをつけているハズだ。



そう。



もうすぐそこまで来ている。



コイツは捕まる。



この事件は解決する。














ダンダンダン





階段を昇る音




ほら来た。



お仕舞いだ。
















『『というのが正常な人間ってやつの考えだ。』』



偽MUはスイッチを取りだし押す。



ダーンッ



振動がこちらにも来る。



階段に爆弾を仕掛けていた。



その一言。一事。



『こういう思考は一緒だね』



『思考?嗜好だろ。』



『確かにね。』



『まぁゴタゴタ話しても変わらない。』



『さぁ殺ろう。』



中学生が好むかっこよさなのか。



マンガのクールキャラクターみたいだな。



ナイフを拾う。



セコい奴だ。



血でもう切れ味が悪そうなナイフを渡すなんてな。



いや、礼儀なのか?



それとも、、、?

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