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デュナミス  作者: kou∞
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クローシークレット3

囮物語読みました。

いやぁ。あれは言葉が重いですね。

言葉の重きを知れ。

と言われてるようでした

その後、俺は車に乗らされた場所に戻された。



俺は、、、腕にブレスレットをつけられた。



もしもの時に駆け付けられるようにとのことだ



だからGPSのみ。と言っていたが。



盗聴機でもあるだろう。



『ヤマモト!』



MUが走ってきた。



『やぁリチャード。』



『は?』



腕を見せる。



成る程と深く頷く。



どうする?



まずは事件のあった場所を見てみる。



バラバラ。



殺害方法。



バラバラ。



さて、ここで普通なら犯人は沢山だと思うだろう。



しかし、それは俺たちからしたら馬鹿馬鹿しい。



俺は犯人は数人、、、一人でもおかしくはないと思う。



そう。



そこだ。あんたたちが言う普通ってやつと異常ってやつの違いは。


とある快楽殺人犯は毎回殺し方を変えた。



だから、なかなか捕まるのは遅くなった。



沢山の犠牲を出した。



ただ犯人が悪い。

それだけじゃない。



そういう考えを「あり得ない」で済まそうとした奴らも悪い。



固定概念にとらわれて、見えるモノも見えない。



くっ、、、



無駄な話をしてしまった。



あり得ないことはあり得ない



ただそれだけで済む話。



まぁいい



さてさて、、、



俺たちは普通に殺人現場を回る。



観光名所をまわるかのように。



立つんだ。



そこに。



するとスーッと入り込んでくる



ここで殺された人間の飾られ方が。



細かく刻まれ



死体とも言い難い状態だった。



真っ赤に染まるその景色は



地獄、、、



しかしそれはこの生きてるこの世にある。



それを象徴している。



綺麗な、いやこれは奇抜というべきか。



俺はゆっくりと目を閉じる。



殺人。



死は美しい。



殺したい。



ゆっくりとそう思う。



犯人を殺したい。



快楽殺人をした人間。



気持ちの面で、神経の面での同胞を殺したい。



どれだけの人間がこの気持ちを理解してくれるだろうか。



まぁそこには全くの興味はないがな



俺が美しく飾ってやるよ。



『ヤマモト、、、くっくっくっ、ホンモノなんだね君は』



俺の笑顔を見てMUが言う



俺は言葉を返さなかった。



そして、ある程度調べ昼食にすることにした。



まぁイギリス料理は日本人の口に合わないらしい。



宗教的な面で食事を気にしない人も多いからだろう。



ピューリタン。



ピュアなカルヴァン派か、、、



エリザベス一世か、、、



そのイギリス。



実際、昔の出来事にとらわれるのはどうかと思ったりする。



中国と北朝鮮と日本。



イスラーム教とキリスト教



まだまだあるが、、、



俺たちはなにか害を被っているのか?



歴史から害を被っているのか?



確かに、住む場所が狭くなった。なんてことはあるだろう



しかし、しかしだ。



それは『間接』



本当に痛みを受けたわけじゃない。



それだが、無駄に因縁をつけて、今、創られる歴史の中での人間を傷つける



全く下らない。



確かに昔の出来事で殺された奴等は仕返しして欲しいだろう。



誰に?



誰を?



そんなこと簡単だ。



『誰か』に、『自分』を『殺した奴』だけだろう。



それに気付かず傷付け、傷付く。



そんな奴等が俺らを異人変人扱いだ。



おいおい。



俺らは自分で異人変人言っている。



お前らは自分で普通だと言っている。



正直よくわからない



考えてほしい



俺はただ事件に興味があり、それを見ている



いや見ようと近づく



あんたらは、テレビで殺人事件のことがあれば見るだろう?



見て、次の日も犯人が捕まったか見るだろう?



それは何でだ?



自分に害があるからか?



全くないことも見るだろうが



それこそ『興味本意』だろ?



なぁ違うか?一般人さん。



しかもあんたらは、自分じゃなくて良かった。なんて映画を見るように記憶から消すだろ?



行動する俺らと傍観者気取りのあんたら。



まぁそれはそれで良いんだろうが。



ただ変わらない。



こんな話をしても明日も、この一瞬も変わらない。



失ってしまっただけだ。



俺のように。



『ヤマモト、飯を早く食べろよ』



MUが急かす。



『あぁ』



『もう、遅すぎる。僕はファーストフロアの喫茶店に行くから、食べ終わったらきて。』



『あぁ』



はぁ。



全くダメだ。犯人に通じるものが全くない。



押収してやがる。



資料をパラパラとめぐる。



はぁ。重要なことが書いてない。



ただ、次の犯行が起こる場所はわかった。



まったく。



食事を終えた俺は喫茶店を探す。


一階にあった。



MUは座って資料を眺めて笑顔だった。



『気になることでも?』



後ろから不意に声をかけたにも関わらず、全くの平淡な声で



『何も無いねぇ』



と言う。



犯人に通じる何か。



全くない?



『そうか、やっぱり犯人は一人か。』



『は?』



『おかしいんだよ。あいつらは本当に犯人を捕まえて欲しいはずなのに、隠蔽するはずがない。』



『そうか。』



『犯人は几帳面。天才的な殺人鬼』



『同意』



『きっと、ウズウズしてるぜ、一週間置きに殺してる奴が二週間我慢してんだからよ。』



『資料には木曜日ばかりだね』



今日は木曜日だ。



犯人がやる可能性が高いな。



『ならこれは邪魔だな。』



ブレスレットを壊す。



『あぁ。パーティーは誰にも邪魔されたく無いね。』



『ふっ』



『じゃ、夜に殺し合おうか』



『そうだな。』



『じゃ9時にあおう』



そうして、俺たちは一旦ホテルに戻ることにした。

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