エンドエルゴ No.2
テレビでもやってない、、、
ワンセグだから放送されているのを変えるのは簡単だから事件じゃないと考えるのはいけない。
仕方ない、、、警察にメールするしかない。
ハセガワさん。
バスジャック殺人事件の時にメールをした。
そこから、事件でちょくちょくメールすることがある。
熱血な人で、事情聴取もハセガワさんだった。
しかし、マダオである。
なんか空回りしまくる。
まぁそれは置いといて、どうなんだろうか?
…すいません、●●にいるんですが事件起こってますよね。…
まぁ強気で行かなきゃ真実を語ってくれなさそうなので。
…君もいたんだね。そうだ、犯人は誰かわからない。何人かさえわからない。…
…どんな要求ですか?…
…要求なんて無いよ、ただ大量に爆弾が仕掛けられてる。…
マジで、、、?
…何個ですか?…
…約100個らしいよ。入り口に一つあったんだが、相当精密に作られてあって、一つで30メートルは危険だ。誰か一人でもそこから出入りしたらセンサーで爆発らしい…
ふ、ふざけんな
そんな爆弾が約100個?明らかに嘘だろう?
出来るだけ混乱を避けるためにか、、、
「ユウジ、、、二人を頼むよ、、、」
「は?」
「すぐ戻る」
とりあえずトイレに向かう、絶対ここには隠してあるだろう。
話が本当ならばね、、、
本当にあるんだね。
はぁ、、、
おいおいなんだよこれ、、、
これはテロか?
何が要求なんだろう。
「それに触るなよ」
後ろから声を掛けられた。
「つーか貴様何者だ?」
「え?何ですか?というか何なんですかコレ。」
僕は知らないフリをする。
「そりゃトイレのセンサーだよ」
嘘つき。
まずは一人か、、、
どうすべきかな?
こいつ、、、
今はやめておこう。
普通にトイレからでて、ユウジ達と合流。
「トイレか?」
「まぁそうなんだけどね、、、ユウジ、、、」
「なんだ?」
「僕らは約100個の爆弾に囲まれている」
「は?」
説明をした。
するしかなかった。
「マジかよ、、、」
「あぁ。」
でも僕らは何も出来ない。
警察に任せるべきだろう。
人質約5000人
これだけいるんだ。
何か要求があり、それで要求を飲み僕らは解放。
それだけで済む。
と思っている。
僕もそう思いたい。
そんな安い考えは容易く砕かれた。
ピンポンパンポーン
場内のアナウンスが流れる。
「えぇ今から皆さんを殺害します。」
ざわざわと騒ぎ始める。
皆さんを殺害?
爆弾でかな?
「私達に捕まれば即死です。この園内には約200個の爆弾が仕掛けられています。誰か一人でも出入りした場合センサーで全て爆発します。」
一瞬にして大パニック
というか約100個じゃないの?
なんでプラス100個、、、
「私達の誰かがスイッチを持っています。ソイツが死んだり、スイッチを押したらゲームオーバーです。」
大量の人間が出入り口に向かう。
そこには一人の黒尽めの男が、、、マシンガンを持って立っ、、、
パタタタタタタ
一瞬にして30人程が地面に倒れる。
悲鳴。
「キャッホー!」
マシンガン男の笑いは遠く離れてる僕にも聞こえる。
アイツは快楽殺人者か。
何人だ、、、何人いる?
いや先ずは安全の確保だ。
「行くよ!」
「どこに?」
「とりあえず、あそこだね」
ホール型のジェットコースター乗り場
真っ暗な中、少しだけ明るいところに隠れさせる
「ユウジはここに残ってよ」
「いやいや、、、待てよ」
「二人を守ってくれよ、お前しか頼れないんだよ」
「いっつもそんなんだよな、、、お前は、、、わかった絶対守る」
「ありがとう」
これは安心できるね、、、
何故僕は自ら危険へ向かうのだろう。
僕はやっぱり存在価値を求めているのだろうか。
僕が解決出来るわけないだろう?
当たり前のように行動をしているけど
普通こんなことしないよなぁ
はは、、、手が震えている。
というかなんでこんなことになってるんだよ、、、
デートが台無しじゃないか
僕は事件を解決するとは決めたけど、、、
なんだこの無力感。