イドラ No.7
後日談。
というかあの後直ぐの話。
僕は病院に搬送されてる途中で目を覚ます。
運良く弾は貫通していたから大丈夫だったらしい。
歩くには問題ないと言われたくらいだった。
しかし、エリさんが一応ということで警察と共に、救急車を読んでくれていなければ出血多量で死んでいた。
犯人は姿をくらました。
全くもって実はあの宗教は仏教とは関係ないというのが面白いところだ。
どちらかというと五斗米道に近いらしい。
全国に指名手配されてるけれど捕まらない。
きっと信者が匿っているのだろう。
記者の話に変わろう。
ボイスレコーダーには、彼が熱心なヒンドゥー教だということ、ナイフで首を切られたことが記録されていた。
それは手掛かりとして、警察が没収してしまったため、彼の仕事は意味役にたつだろう。
本望では無いだろうけれど、きっとこれで良かったと思うだろう。
エリさんは、犯人を探すのをやめた。
僕や記者みたいな犠牲者がでるのが嫌だそうだ
でも、僕はアイツを捕まえる気満々である。
で、バットエンドというのは全国で通り魔が止まないことだ。
しかも、今度は日本中至るところで。
このままではアイツが犯人ではないという可能性が出てくる。
通り魔。
いや、アイツの信者達だろう。
けど、そうなればどこかで指示を出しているはず。
なら話しは簡単。
警察と話をした。
捕まえるために人の命を餌にするという、思考も、指向も、嗜好も嫌いだけど、警察官の中で自らするという人がいたのですることになった。
この一ヶ月後カミガワは捕まる。
ただし、犠牲者は捕まるまでの間増えつづけた。
捕まえる手順というものを語るべきなのかどうか、、、
ただ、アイツは仲間意識が強いらしく、同胞とあらば簡単に信用するらしい。
あとは警察の仕事。
スパイと被害者役ということで。
捕まった時、アイツは動機として、布教と言っていたけれどきっと違う。
快楽だと思ったんだ。
それは僕の中の俺が100%確信している。
まぁ新しい形ではあるね
後日談で犯人の捕まる様子を語るなんて。
もちろん、当たり前のように僕はいろんな方々からの御叱りを受けた。
んで、みんなが気になってるエリさんのその後
毎日、大量のメールが来る。
Twitterのアドレスと僕のアドレスを間違っているんじゃないのかな?くらい。
いや内容もTwitterだ。
…収録終わりなう。…
僕は一つ一つ返す。
返さなければ、御叱りのメールが容量がパンクする程に送られてくる。
…なうって飽きたからエリっち新しいの考えたの。マックいんぐ。…
これには度肝抜かれた。
…度肝抜かれたいんぐ。…
と返しておいた。
実際ヒトミさんよりメールの数が多い。
なんか最近、ヒトミさんの目線が痛い。
僕は無罪なのに。
メディアはエリさんが事件を解決したと思ったようで、ドラマ化の話まできたようだ。
断ったらしいけど。
しかし、どうしてもヒトミさんの疑いは晴れない。
そんな状態だったけど次の休みに僕らはデートをすることになった。