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デュナミス  作者: kou∞
21/56

モラトリアム No.4

後日談。



警察にみっちり事情聴取された。


辛いな。



肉体的にも身体的にも。



因みに折れたと思ってた骨はヒビで済んでいた。



この事件のオチ。



アイツは警察に行った言った

すべて白状した。



襲って逆にやられ



逃げてきた



と自首をしたらしい。



うむ、なんとも、、、



しかし、流石エリート。簡単に刑を軽くすることに成功。



殺したのは7人の中の一人。

相も変わらずそれを突き通した。


ヒメジさんの父親を殺害した理由は書く必要はないと思う。



あなたが思った通り、その通り

が答え。



アイツが嘘をついたとしてもそれが真実だとしても



それでいい。そんな物語なのだ。


そして、時系列がめちゃくちゃだが捕まえた日から二日後の月曜日の話をしよう。



次に繋がる物語でもある



コイツ(僕)にかわることを許して欲しい。






僕は土曜日、日曜日なんかしたらしい。



なんか警察に行って、親に怒られて、左腕にギプスしています。



なんでだろう。



ヒメジさん家に泊まっていたのしか覚えてない。



つーかヒメジさん、、、酒乱というかその前からというか、、、



もしかしたらヒメジさんに左腕を、、、?



なわけないよ



まぁ一言。



萌え、、、いや蕩れぇぇ。



どうやら僕は新境地を開拓したようだよ



おっと紹介がおくれたよね



蕩れる。

萌えの最上級。

見蕩れる。みとれる。

故に蕩れぇ

かなり蕩れぇ

ヒメジさん蕩れぇ

かなりのキャラ蕩れぇ



大好き。いや、愛してる



さて本音と性癖を吐露したところで学校行かなきゃいけないなぁ



自転車で行く途中



カラス、黒猫、下駄緒の切れる音、クロネコヤマトを見たけれど、


、、、、、不吉だよ



いやクロネコヤマトは関係ないのかなぁ



「おはようコウスケ君。」



あっヒメジさん

いやっでも、、、周りを見回す。よし大丈夫だ



「おはよう。ヒメジさん」



「待て、待てって大丈夫、後でだ。」



幻聴だよきっと

なんか身の毛がよだったけど、

きっと幻聴。



んでなんだかんだで



授業が全部終わった。



本当に何も無い日は不幸だなぁ



帰る支度して帰ろ、、、



「「Yeah!Let's a party!」」


えっなんかおかしくない?



というかなんで男子全員と女子二名が僕を取り囲んでるの?



「その腕のことだけど、、、」



あっみんな左腕心配してくれてるんだ優しいなぁ



「それなら大丈、、、」



「片方だけだとバランス悪いだろ?右も、同じようにしてやるよ」


「最低だっ!極悪非道!人畜無害!」



「最後はおかしいぞ!」



畜生!騙された!彼らに優しさの雫なんて無いんだ鬼なんだ!



「ヒメジさん家にお泊まりとは羨ましいなヤマモト」



「い、いや、、、」



「何してたんだ?」



「そ、その、、、」



「白状しろよ」



「間接技決められてた」



「嘘つくなぁつーかそれも羨ましすぎるわ!」



たった今判明したこのクラスの大半はドMだ。



「あっ」



内腿蹴り。



予想以上の痛さだよ!と言うか


「なんで蹴るんだよ!」



「ヒメジさんの為だよ!」



「意味わからないよ!?」



「ヒメジさんを返せ」



「返すも何も僕は何も」



「なんか事件も解決したらしいじゃねぇか」



「それもよくわからないよっ!」


「シラをきろうが無駄だ!確保!」



「あっヒメジさんのスカートがめくれた!」



全員向いた!馬鹿だ!



「去らば!」



「逃げたぞ追え!」



畜生!なんで僕はこんな目ばかり合うんだっ!



「ホンダ行け!」



いやぁ!100m11秒フラットのホンダ君!



速すぎる!

あっというまに追い付かれた!



「ホンダ君!こんな感じの写真を君に焼き増ししてあげるよ」



それは僕の携帯のオアシス。ヒメジさんの寝顔フォルダ。



「よし、のった!ヤマモト!ほれッ!」



袋を投げ渡された



「何?」



「武器だ。」



「ありがとう!!」



なんて優しいんだ!



「ヤマモト君!」



「何?」



「レ、、、、百合ってありだと思う?」



「うん、ありだと思うよ。」



「じゃ私のレ、、、百合認めてくれるの?」



「いやその女の子だからかもしれないけど、百合もレズも聞く人によっちゃ変わらないよ!?」



「私、ヒメジさんの事が好きなの。」



「無視ぃ!?と言うかさ気づいてたよ!だって今みたいにカッターを持って棒立ちぃぃぃぃぃ!?」



カッター投げてきた!?



「私の恋愛の邪魔しないで!」

「僕の生命の邪魔しないで!」



「安心して。直ぐに殺してあげるから」

「安心して。直ぐに逃げてあげるから」



君を殺人犯にはしないぜ



いや、オオタさんは確か100m12秒フラットだった!



戦うしかない



ありがとうホンダ君。

僕は袋から武器を取り出す!



「くらえ!美顔ローラー!」



えっ美顔ローラー!?


ホンダ君の馬鹿ぁ!だけどやるしかない!



「いやぁぁお肌がぁぁもちもちするぅ」



予想以上だよ!

何?美顔ローラーって武器だったの!?



ホンダ君。一瞬馬鹿にして本当にごめんなさい!



今のうちに逃げよう。



「ヤマモト!」「あぁブシ君。」「なんで冷めてんだよ。」「いや、君、いやなんか、、、あの」「なんかお前、、、引いてるだろ!」「違うんです。違うんです。だから歌わないでください。僕らの音楽を汚さないでください!」「お前、俺を人間だと思って無いだろ!」「思ってるよ!かろうじて!」「かろうじてかよってかなんで俺との会話だけ改行しないんだよ」



エコな世の中だからねうん

無駄なモノは切り捨てなきゃ。



仕方ない倒す!

袋からまた取り出す



「くらえ!爪切り!」



爪切り!?いやホンダ君何がしたいんだよ!?



「ていっ」「ギャー」



いやなんで深爪になっただけで、


そんな大ダメージを!?



なんだいこの武器!

いや生活用品



僕がおかしいだけだったのか

武器だなんて観点なかったよ

泣きたくなる

しかし、助かったよ

逃げる!



ぐはっ



「はっはぁ捕まえたぁ」



「ユ、ユウジっキサマ!」



「おめでとう。人生最後の日だぜ。」



「悪魔!」



「なんとでも言え!」



「キノシタさんのフォルダ」



「忘れてもらうぜっ」



「忘れないね。今逃がしてくれなきゃキノシタさんに言うからね。」



「畜生!やめてくれ」



「じゃ離して。」



「わ、わかった。」



「んじゃ、ユウジとキノシタさんバイバイ!」



ユウジ、バイバイ



「なんだ、アイツ?」



「じゃあねヤマモト君。んで、ユウジ携帯貸して。」



「はっ?、、、はっ!」



「はい。削除するからね。」



「コウスケェェ!殺してやる!」


ユウジ、去らば!



「やめてくれぇ!ユウコ!」



「ダメです。」



何気にいい感じのカップルだと思うさ

ツンデレ具合が。



あっしまった、、、鞄おきっぱなし。



帰ると死ぬ、けど



行くしかない



あぁどうやって逃げよう。



全速力で入って逃げる!



これしかない!



無理だ

無茶だ

無駄だ

無益だ

無謀だ

無残だ

無念だ

無比だ

無垢な考えだ!



とうっ!



あれっ?誰もいない、、、


うわっ!恥ずかしっ、、、


いやっ!罠だろう?、、、



やっぱりだれもいないなぁ



うん。ラッキー!



さっき、何も無い日は不幸だっていったけど。やっぱり。



「なんでも無いような日々が、幸せだったと思う。」



「いやいや、何にも無い日は不幸だ。」



ビクッとした。恐怖より憎悪。



「サクラダ、、、」



「よう、コウスケ。」



「ぼ、僕に何の用だよ!」



「お前なんかに用なんて無ぇよ」


「じゃ、じゃあなんでここに居るんだよ?」



「落ち着けよ。俺は掃除棚に隠れてる人にお話があるんだ。」



「えっ!?」



「出てきてくださいヒメジさん。」



「おっ!?」



「な、なんですか?」



「なんでヒメジさん、掃除棚に隠れてたの!?」



「みんなから追われて、、、」



「成る程。」



「コウスケ。出ていけ。これの話があるからな」



「ら、ラブレター!?」



「ヒメジさんからもらった。」



最悪だ。

最低だ。

なんでこんな奴に!



「わかったよ」



涙出そうだったから僕は全速力でその場から離れた。



最低の一日

最悪の一日



オギ君にメールをするのが精一杯だった。



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