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デュナミス  作者: kou∞
12/56

言霊 No.1

今まで暗い作品だったので真ん中に明るい話をいれておきます。


大笑いして頂けたら幸いな作品です。

あぁ学校だ。



どうしよう、、、



行きたくない。



僕は今、約半数の男子から命を狙われてる。



大袈裟ではないんだ。



けど仕方ないからいく。



「おはよう。」



ヒメジさんだ



「おはよ、、、」



バリバリバリバリ



カチカチカチカチ


シュカカカカ



「おはようございます。ヒメジさん。」



クラス男子半数の合唱。



そしてノートを半分に破る音。



シャーペンの芯をこれ以上ない強さで出す音。



そして。カッター、ボールペンを机(僕の)に刺す音。



なんて露骨な宣誓布告なんだコノヤロー共。



今、命を狙われてる。



殺気がハンパない。



えっ恋って何?食べられるの?




おい。プライドって何?フライド出来るの?



食えないならもういいよバイバイ


「おはよみんな」



「おはよヤマモト君」



ヒメジさんのことが阿修羅に見えるよ



今の僕ほど四面楚歌が似合う人間はいないだろう



みんなの視線が痛い。



そして何で君は女子なのに僕に対してそんな強い視線を向けて、右手にコンパス持っているの?



「ヤマモト、お前、卑怯だぞ」



「何が?」



「ヒメジさんを連れ回すなんて」


「人聞きの悪いっ!」



確かに旅行したよ。

でも、記憶がほとんどないし

夜一緒寝たけど離れてって言われたけど、、、



あれ?あれ?手足が!!



「いつの間にっ!?」



縛り上げられてた



「コウスケ、お前はヒメジさんと付き合っているのか」



「わからないよっていうかヒメジさんに離れてって言われたんだよ」



「やはりっ」



全員復唱



「傷ついた!僕は傷ついたよ!毎日枕をびちゃびちゃにするほど傷ついた!」



「しかし、駅で見かけたという情報があるぞ!どこへ行ってたんだ!」



「記憶に無いんだ!」



「えっ?あの話本当なの?」



「なんの話?」



「いやっ、だから君が、、、」



「生意気なっ!」



「指を折れ!」



「皮を剥げ!」



「ヒメジさん結婚してください。」



ん?



「紐なしバンジーじゃ」



「ベルト無しジェットコースターじゃ」



「ヒメジさん!僕と人生というジェットコースターに一緒に乗りましょう。」



「まてぇ!誰か僕に対する罵倒の中にヒメジさんに対する告白してるだろう!!

そして、上手いこと言ったことおもっているだろう。全然うまくないからね」



「うるせえ不細工!」



「うわぁ傷ついた!気付いてたけど傷付いた!リストカットするほど傷付いた。傷重ねて気付かされた大事な物はなんなのかぁ♪」



「たいして傷付いてねぇだろ!」


クラス一同合唱



「というかどうなんだ付き合っているのか?」



「なぜユウジが!?関係ないよね?」



「いや関係ある」



「なんで?」



「その前に俺の嫌いな物を説明しなきゃな。まず一つ目お前の笑顔。二つ目お前の幸せ。三つ目めんどくさいことだ」



「もうなんでほとんど僕なの?愛情の裏返しだと感じるよ。」



「よしやれ」



「ちょっと待って!僕をやる前にチャレンジしようよ」



チャンスは平等、、、なはず、、、



「そ、そうだな俺からヒメジさんに行くぞ?」



「えっ?」



マジで行くの?



「じゃ俺からじゃぁ!

ヒメジさん。君への思いを歌にするよ。君は太よぉう俺はかぁげ」


「やめてぇーこの手を使わせて!みんな手で塞いでるじゃん!僕もあんな風にさせて」



「君がいなきゃ俺は存在できなうぃんだ。オンリーワンでナンバーワン」



意識が朦朧と、、、


あっおじいちゃん!

今行くよ、、、



危ない逝くところだった



隣のクラスから悲鳴が聞こえる



「ナイスソング。次は俺だよヒメジさん。」



ヒメジさん棒立ちだなんて優しいなぁ



「君は太陽。俺は向日葵。いつだって俺は君を探す。君がいなきゃ俺は枯れてしまう。ヒメジさん。マジで太陽」



呪詛が、、、

耳を塞いでる人も倒れてる!



ヒメジさんは普通に立ってる

なんて優しいんだ、、、

待って、、、

ヒメジさん、、、?



「あっお父さん。今までどこに言ってたの?心配してたんだよ。会いたかった。今逝くね。」



「ヒメジさーん!まてぇ待つんだ!おーい!」



そして、この日、俺が深い眠りに就いているとき。あの事件以来二度目、大量の救急車が来たらしい。


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