表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

4/15

まことの証明 - オーバーワーク

更新かんりょ!


いつぐらいに投稿すれば延びるか手探り状態だから定期的な不定期投稿となります(???) 誰か、コメントで教えてほしい!щ(゜▽゜щ)


では、本編です

 (先輩、もしかしなくてもあれって冗談ではないんだよね...。何時もの軽口でもあの発言は目が笑ってなかったし、そんなにニッチな趣味って思われてる...?)


「さて、皆様!先ずは恒例となった私の能力の解説から!」

「と言っても、自力で気付かないと認識できなくなるから覚えているのはほとんど居ないけれど」


一つ、能力の影響下にあるなら影響下の人間の総意か或いは本人の同意のもと完全に嘘を看破する


二つ、能力の使用は許可を取っていること


三つ、結果を偽ればいかなる能力をも無いものとして影響下にある人間に伝わる


四つ、能力の発動には上記の説明が必須である


五つ、能力発動に際して行われる能力に関するあらゆる認識は能力発動終了後認識できない(本人含む)


「では簡単な実演から」

「あなたは、女性ですか?」

「女性ですよ」

「真実です。理解できましたね?」

「あなたは、昨日学校にいましたか?」

「一日中生徒会室で事務に追われていましたよ」

「真実です。しかし、実際のところ授業を受け、さらには家へと帰っています。つまり、彼女の認識としては正しいので嘘ではありません」

「あなたは、男性ですか?」

「女性ですよ」

「嘘だと分かります」

「あなたは、男性ではありませんね?」

「そうですね、女性だと思います」

「この場合、嘘だと思っていません。そのように回避しました。どのように曲解しましたか?」

「あなたという指定をあなたさんという別の誰かと曲解し、そんな人は知りませんが適当に応えました。つまり、嘘ではないので看破されても意味はないです」


「と、このような感じです」


「さて、質問いいでしょうかっ!」


 (今回はまた面倒なことになりそうでしたが、協力者が彼女ならば余裕でしょう。まぁとりあえず───)

 (ま、どうでもイイヤ!今回ばかりはさすがのボクもふざけてらんないし───)

((適当に、終わらせよう))


「どうぞ」

「昨日、お嬢様ちゃんが襲われた一件、本当にあった事件なのですか?そして、事実として撃退したのは生徒会会長さんなのですか?」

「答えは二つともイエス。襲撃はあったし、実行犯は半殺しにした」

「その際に、能力の不適正使用があるとのタレコミがありますが、事実ですか?」


 そして、適当に繰り出される核心的な質問はあまりに馬鹿げた話で。

 一瞬。 そう、一瞬にして確かな納得の感情が波及する。


 ザワザワ 'え、マジで殺っちゃったの?'

 ザワザワ 'いや、それなら鎮圧部隊が...'

 ザワザワ 'ないとも言いきれないだろ?生徒会長なら片手間で捻れるだろ'


(アナタ、今の一瞬、私ならやり遂げそうだとか、そんなこと考えましたね?)

(すまない。ほんとうに、すまないと思っている。...だからどうかボクを、そんな目で睨まないでくれないか...!?)

「本当に、行きなり不躾ですいません先輩!でも、あの、必要なことなので!ね!?」

「...まぁいいでしょう」


 そんな会話をする二人。 傍目からみれば、ざっくばらんな質問に不機嫌な生徒会長と恐縮しきりの新聞部部長とで、如何にも恐怖の生徒会長と立ち向かう勇者にでも準えられるだろうか。


 ザワザワ '...うっわぁ、よくやってんな。俺なら命乞いしてるぞ...!?'

 ザワザワ '私あの人嫌いだったけど、今は尊敬しかないわ...。さすがにあの人には敵わないわ...'

 ザワザワ 'さすがね、ケーナ!上手に自分の能力を使って生徒会会長と新聞部部長とで認識操作を巧みにしてるのね!似た者同士の能力者として負けられないわ...' 


「答えはノー。異能力は一切発動していないし、あれらは身体能力で捻り潰した」

「身体能力で異能力者を半殺しにとは誇張し過ぎではないか、なにかの取引でも行ったのかと、ペテンやマッチポンプの疑いがありますが、今回起きたことは意図しないもので全くの偶然でしたか?」

「答えはイエス。そもそも風紀委員会と生徒委員会の役割上、いざという時に自分含め他者の身の安全を保証することが可能な人材に相当する強力な能力者のみが生徒会役員に選ばれますが、どうあれ私は会長でさらに言えば私以外は面倒だったり飽きたり、自身を失くしてしまって辞めてしまいました。ですので、私以外が防ぐことは期待できませんでした」

「実直にやれることをやった、とのことですね。うー、無謀とは言いませんが結構な無理ですよ~...?素手でそんなヤバい奴らを相手にして...。無茶してません?先輩は辛くはありませんか?」

「ぅ、...私にとっては造作もないことです」

「嘘をつかないでくださいよ。いくら先輩の身体能力と《完全成功》とはいえ、疲労は堪えるもののハズですよ?」

「そんなことはないですよ!この程度は適度なワークです!」

「...」

「私としては、この程度のことで疑われるのは心外のことで、皆さんからの信用のなさに傷付いてしまいますね?」

「...」

「えー。...明日からは生活を見直しますぅ~...」

()()()()見直してくださいっ!ボクはとがっちはもう少ししっかりしていると思ってましたよっ!!勉強もせずに暴れてばかりで、私が通い妻してる時から変わらないですね!見損ないました!」

「...ちょっ!」


ザワザワ'えっ、会長と部長ってそういう...?'

ザワザワ'てか、結構な仲みたいだけど昔からの知り合いなのか?'

ザワザワ'会長ってやっぱりソッチなの...?やったっ!'


「あーぁ、キャラ作ってるのばれちった?まぁいいや、ファンのみんなは知ってて気にしないからね!」

「ばれちったじゃありませんよ、ばらしたんでしょう...。これでは、私と貴女の癒着を疑われるじゃありませんか...。まぁ、そっちは心配ないですけど。貴女が筋金入りの正義バカってことは周知の事実ですから!」

「ならよくなぁい?」

「貴女と同類のアホだとか、ただならぬ関係だとか思われたくないんですよ...。ただでさえ下手物専門レズ疑惑とか、不真面目なイメージが定着しているのに..」

「ひどくなぁい?」

いかがでしたか?


ここまで読んでくれてありがとうございました!


☆☆☆☆☆ を ★★★★★ にして次話投稿をお待ちください!


コメントもお待ちしております!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ