全部深夜テンションのせいだ
さて。
まずは前回までの粗筋と行こうか。
歩き続けて数十分、なんか神的なものに遭遇しチート能力的なものを貰って世界の敵的なやつを倒せみたいなミッションを課せられ、俺と同じくチート能力を貰った奴7人を探すことになり、なぜか俺含め8人も見つかった!
この中に裏切り者がいるぞ!誰だ!待て俺じゃない話を聞いてくれ!しかし俺は殺されかけ、復讐を決意し「ぬぉぉ待てこの地の文がぁ!大嘘を並べ立てるんじゃない!」
唐突に現れた地の文を捕獲する俺!
「えぇい暴れるなおとなしくしろ!」
暴れる地の文をなんとか抑え込み、どうしようかと思案。
貰ったチート能力で空間に穴を開け放り込む!ついでに神的なものとかチート能力保持者7人とかその辺にいた世界の敵とかを放り込む!蓋をして30分ほど煮込みスパイスを追加しt「ぬぉぉ新手の字の文が!畜生!」
おのれ次から次へと現れやがって!地の文如きが調子に乗るんじゃない!無理やり抑え込み行間へと全力で投げ込む!
「疲れたぜ……強敵だった」
「あのー、すみませーん?ちょっといいで……なにしてるんです?」
「本編と関係のない時の文をキャッチ&リリースしてただけだ、気にするな」
急に声をかけられ思わず返答。声の主を探すも見当たらず困惑。
「……まぁいいか」
気にしないことにし「ちょっとは気にしたらどうです!?」えぇい人の心を読むな!
しょうがないので話を聞いてやることにした。
もちろん歩きながらだ。
「で、なんの用です?」
傍から見たら独り言をつぶやきながら歩くやべぇ奴に見られるだろうこと請け合いなので、周囲に人がいない事を今だけ感謝しつつ聞いてみる。
「あのですね、あなた太陽の方行くって言ってましたよね?」
「そうだな、間違いないな」
多分。
「で、太陽今どこです?」
「そういえばどこだろうな?」
少々考え、答えを導く俺の灰色の脳細胞!
完全に理解したわ今は夜だ!
「違いますよ?」
違った。周囲明るいしそれもそうだった。
「私ね?あなたが行くであろう方向にチュートリアル的なものおいといたんですよ」
「U○Jの待ち時間に見るやつかな?」
「あれとはレベルが違うんですよ。ダンジョンですからね」
「はえー」
「で、そこでこの世界の成り立ちとか言語とか戦い方とかスキルの使い方とか、まぁ色々覚えてもらって、始まりの街につくんですよ」
「親切設計ですねぇ」
「で、あなた今どこにいると思います?」
「んー……どこでしょうね?」
「天界ですよ?時空違いますよ?なんで歩いてここまで来れるんです?」
こっちが聞きたかった。