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モネ・モリノ  作者: アリシア
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リオンとモネ

学園の教師の悩みは都貴族と地方貴族の子弟の中の悪さである。

マナー教室で片方が田舎者扱いすると片方が軟弱者扱いして場合によっては殴り合いに発展する。そのために初級、中級では下位貴族の子弟が上位貴族と喧嘩になっても両成敗で多少の怪我は治るならば治療費で目をつむる事、平等に接し、高位の貴族が下位の貴族を強く罰する事がないという誓約書を親に出させている。


モネは地方貴族グループの一員で、山サル呼ばわりされ馬鹿にされるたびに喧嘩で都貴族の男子を打ち負かせて泣かせてきた。上位貴族でも男子が女子に負けて泣かされるというのは極めて恥ずかしい事なんで、たいていの場合は男子の方が泣き損である。

ある日も、そうやって男子を痛めつけていたモネであるが、とある男子に逆に打倒されてしまう。

得意の剣術で向かっても相手の棒術・・モップボーイと笑っていたがその棒が剣の2倍のスピードで打ち込まれて負けてしまう。


それを知ったモリノ子爵が学校に怒鳴り込み、いかに喧嘩両成敗とはいて男子が女子を叩きのめすとは何事か、と怒鳴りまくった。相手の男子はリオン・ブライトン、ブライトン男爵の息子である。

リオンとリオンの父親がモネの家にやってきて平謝り。モネは「許す!その代わり、棒術を教えろ」とリオンに要求する。


リオンは父方の祖父のミスタータケダに東洋武術を習っていた。ミスタータケダは王国では有名なマスターであった。そこで、モネは杖術を習う。


マスタータケダは息子のタケダ氏が婿入りした2年目に武術を広めるために来国。2年目に国王主催のトーナメントで優勝したおかげで、彼のトレーニングセンターが繁盛する事になり、それ以来、王国に滞在している。

タケダ氏はその強さと礼儀正しさ、また親切でいつもニコニコしている事から「マスター・グランパ・タケダ」と呼ばれ、みんなから慕われている。


初級、中級とモネは学校が終わるとマスターのトレーニングセンターに通う。素手拳法は手を痛めるために、手の美しさが貴族令嬢の命であるので、拳法は習えなかったが、杖術を習う。


モネは上級に上がるころにはリオンとほぼ対等に戦えるようになっていた。モネはリオンの事をモップボーイと呼んで度々怒らせていた。


ある時、モネは杖術の杖を長くし、それを支えにして高い塀を飛び越える事ができるのではないかと考え、リオンにそれを話す。リオンはちょっとそれは危ないのではないかと躊躇したが、モネは大人用の最も長い杖を持ち出して、棒高跳びに挑戦する。


杖の長さが2メートル、屋敷の塀が1メートル80のところなら飛べると予測して、モネは杖を構えて助走をつける。

「とりゃあああああああああ」

塀の根元に杖を当てるとそのまま助走の勢いで体を上に運んで見事塀を超えるか・・・とおもいきや、杖が折れてモネは塀に激突してしまう。

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