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モネ・モリノ  作者: アリシア
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卒業生ダンスパーティ

休暇明け、卒業式の翌日の今日は卒業ダンスパーティである。

これは卒業パーティと言ってるけど、在校生、卒業生みんなで、一年間ご苦労さまということでのパーティ。

正式なパーテイだとパートナー同伴ということになるが、学生のパーティということでそんな堅苦しいことはない。


「モネ様素敵ですわあー」

同級生の目がハートである。無数のハートの目にみつめられて、照れるモネ。

女性で騎士の叙勲をうけるということが王国でもめったにないので、ネーデル侯に相談に行くと、

「私 に お ま か せ く だ さ い ま し ! !」

と、テンションMAXのアリシアがデザインして急遽準備してくれた。

白の軍服礼装である。

モールと錦糸の刺繍が素晴らしい。


何の騒ぎかと見に来たジャネットは、モネを見た瞬間に「うおっ!」と異声を放ちその場でフリーズした。

「すみません、私、なんか気分が優れませんの」

上気した顔で屋外に出るジャネット。

「いかがなされたのかしら」

アリシアがジャネットの様子を見てつぶやく

ベランダにしゃがみこんで、小声で「尊い・・・尊い・・・尊い・・・尊い・・・尊い・・・」って言ってるのだが、誰にも聞こえていない


パーティが始まる

「モネさん、一緒にいきましょう!」

モネの腕をとってアリシアが言う

「アリシアさん、これ、女はふつーにドレスで良かったんじゃないの、女王陛下やら王女殿下に、なんか、生暖かい目で見られてすっごいくすぐったかったんだけど。」

今日、午前中がナイトの叙勲式だったのだ。

「うふふ、似合ってますわよ」

アリシアが心の中でガッツポーズ!!


「皆さま、おまたせしました!新郎新婦の入場です!」

アリシアとモネが会場に入ると同級生がまぜっかえす。

みんな、盛大な拍手を。

「えー俺は?」

後ろからついてきたマルスの情けない声が。


音楽が流れる

「さあ、レデイ」

銚子に乗ったモネがアリシアに手を差し伸べる

アリシアが、手を重ね、二人はステップを。

周囲でもダンスが始まる。


ジャネットは、アリシアとモネのダンスを見て、感動していた

なんて美しいの

こんなことなら、私が最初にモネさんに声をかけるべきだった

この二度目の人生は、このためにあったのね

「我が生涯に一片の悔いなし!!」

「まあ、ジャネット様、何かいいことがおありなのでしょうか。」

思わずラオウのガッツポーズをやっちゃったジャネットに取り巻きが声をかける

「ささ、みなさんも踊りましょう。婚約者のいない男性ならお相手に誘ってもいいのではないかしら」

ごまかすジャネット


かべぎわの女性に声をかけている男性が見られる。

男性に手を差し伸べると、女性は微笑んでその手を重ねる。


「本日は、学生のパーティですから、親の派閥とか関係なしにですね」

モネはアリシアの次はジャネットとダンス。

「モネさん、今日は一段と素敵ですわよ。ナイスセンスですわ」

「ありがとうジャネットさん、これはアリシアさんがコーディネートしてくれたんですの」

「まあ、あのかた、素晴らしいセンスをしていらっしゃいますわね。

モネさん、似合ってますわよ。すごく綺麗ですわ。

私、この人生は、このときのためにあったのだと思っていますの。

今日は人生で忘れられない日ですわ」


「モネさんカッコイー」

「ありがとうケイトさん」

「モネさん本当に騎士になったんだね。これからはサー・モネって呼ぶのね」

「いつもどおりのさん付けでいいよ」

そこへジャネットが

「あらあら、女性は『ディム』ですのよ、デイム・モネ・モリイ ですわ」

「はぁーい」


くるくるとダンスは回る。


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