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モネ・モリノ  作者: アリシア
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昼・食堂にて、モネを突飛ばそうとして失敗するマーリー

昼休み、朝のことがあるから何人かはモネに気遣ってモネの周りについてくれていた。それは、アリシアが足を引っ掛けたとか冤罪をかけられたって事に起因する。

昼休み食堂でモネ達が食事している最中にそれは起こった。

モネを見つけたマーリーが突進してきたのだがいち早く気づいたアリシアがモネの腕を引き体の位置を入れ替えた。けっか、マーリーは関係ない学生にぶつかった。

「うわっ!!」

昼食を抱えて席に移動しようとしてたその学生はマーリーが、ぶつかった勢いでひっくり返り、昼食のスープがあたりに散らばってしまう。

「うわっ!」

「きゃあ!」

「わあ!!」

あたりは阿鼻叫喚に包まれた。床に広がったスープにそのまま突っ込んだマーリーは全身スープだらけに。

マーリーは立ち上がり、モネとアリシアを指さして怒鳴りあげる。

「モネさんひどい、つきとばすなんて!!」

あまりのことにみんな、何が起こっているのかわからない。

「この女がわるいのよ!悪役令嬢とモブキャラのくせに!!、ねえっ、みんな見てたでしょ!モネさんは、私を突き飛ばしたのよ!」

「嘘ですわ、モネさんは、アリシアさんとずっといっしょにいました。突き飛ばしてなんかいませんでした」

女学生が応える、みんな、それに頷く。

「そんな、みんな、正直に答えて!!みんな、アリシアさんやモネさんに脅されてるんでしょう、大丈夫みんなの力を合わせて、きっと勝てる!」

「あなたはその前に床の掃除をしなさい」

食堂の管理人女性がマーリーにバケツとモップを突き出す。

「私は見てたましたわよ、あなたがあの方を突き飛ばすところをね。あー学生さん、新しい作りましたから、どうぞこちらを。お代はこの学生につけときますから」

「ひどい!あなたまで、平民のくせに!!」

「ああ、申し遅れましたけど、私の名前はケイト・ミルウッド伯爵夫人です、ここの卒業生なの。あなた今『平民』っておっしゃったわね。権力を使ったなら、より強い権力に従いなさいな。」

今まで平民のおばちゃんだと思ってたのが伯爵夫人だとは。みんなびっくりだ。

「え?何で伯爵夫人たるものがこんなところで仕事を?」

生徒が夫人に聞くと

「伯爵は数年前に王宮役人を引退してね、それで、料理人が暇にしていてね。ここでお仕事を。皆さん、これからもよろしくね」

見事な貴族の礼を返す夫人。

「さあ、あなた、早く床を拭きなさいね。平民の手本となるのが貴族の務め」

マーリーはのろのろと床を拭き始めた。

マーリーを遠巻きにするように、食事をする学生達。



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