朝
前世のような夢を見た
彼女はどこかの会社の事務員だった。ある日仕事の帰りに事故にあったらしい。そしてモリノ子爵の次女として生まれたという事らしい。
「でも、どういう事であろう。夢の中でゲームやってて、ここはゲームの世界だなんて、おかしい、だって、ゲームやってたという事は、そのゲームの世界というのは過去の世界であり、決定した世界だ、しかし、今、この世界は、これからの世界、現在進行形である。過去の世界に転生するなんて事は・・・無いよね
ということは、マーリー・オークの言ってた事は、現世がたまたま過去に似ていただけということか
という事は、私は彼女の言ってる事を、単に笑っていたらいいのね」
「アリシアさんの言ったとおりになりそうね。忘れてしまいましょう」
彼女が学校に行くと、マーリーが怖い顔して寄ってきた
「ちょっと来て」
モネの手を掴もうとする
「嫌です」
その手を避けるモネ
「何言ってんのよ!貴方のせいで大変な事になってるのに、責任とりなさいよ」
「は?なんの事かしら?知りませんね、私には関係ない」
「なんですってぇ!」
学生達が何事かと寄ってきて、二人を遠巻きに見る
「こんだけ人が集まると、つまんない事できないですよね」
モネは周りを見回して言った
「く!覚えてらっしゃいよ!」
踵を返し、その場を立ち去るマーリー
「まあまあまあまあどうなされたの」
朝の騒ぎを皆見ていたらしくモネは教室に行くと十重二十重に囲まれた。
半分ほどは興味本位だろうか。
「いきなり『あなたの責任!』って言われたんですけど、なんのことかわかりませんの」
「ミスオークは『テンセイシヤ』とかおっしゃってましたけど、何のことですの?」
「何かの生まれ変わりという事だそうですが、私、なんのことやらさっぱり」
モネは指をこめかみに当てて目を伏せてみせる
「まあ、たいへんねえ、お悩みなのね」
「はいはーい、授業を始めますよーみんな席についてねー」
先生が来て、みんな自分の席につく。




