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モネ・モリノ  作者: アリシア
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「テンセイシヤ」って何?悩むモネ

「ということが昨日、ありましたの」

アリシアとのお茶会で、モネは昨日聞いたテンセイシヤとかヒロインとかの話をしたのだった。

「そうでしたの。で、モネさんを捕まえてモップだなんて、失礼よね。廊下の掃除でもしてろって事かしら」

「王宮でも床の掃除は平民の仕事ですわ。なんか、私、侮辱されたみたいですわね」

「モップはともかく、テンセイシヤ、本で調べて見ましょう」

ということで二人は伯爵の書斎に。

「とにかく辞典を見ていきましょうか」

書棚から辞典を引っ張り出して二人で探す


「勉強熱心なのはいいことだね」

二人が振り向くと伯爵が部屋に入ってきた

「あらお父様、いらっしゃったの?」

「ごきげんよう伯爵、お部屋にお邪魔しております」

「ごきげんようミスモリノ。お父様は元気かな」

「お気遣いいただき光栄に存じます。今は領地の方に詰めておりまして最近はあっておりませんが、元気にしております」

「そうか、まあ、よろしくと伝えてください」

「ありがとうございます。ところで伯爵、テンセイシヤとかいう言葉に聞き及びございませんでしょうか」

「テンセイシヤってどう書くの?」

「モネさん、これじゃないかしら、『輪廻転生』ね、『テンセイ』でしょ」

「うむ、輪廻転生というのは生まれ変わりと言うことだ。ある宗教では人間の魂は一生を終えると、また、赤ちゃんになって生まれ変わるとされている。だから、私も、アリシアも、君も生まれ変わりなんだ。」

「まあ、モネさんは前世でミス・オークと御縁があったのかしら」

アリシアが目をキラキラさせている。何か、ツボにはまったのだろうか。

「でも、私何も知らないんですよ」

「そうだね、普通は前世の記憶は全て失ってまっさらな状態で生まれてくるんだ。でもたまに前世の記憶を持って生まれて来る人がいるんだ、ミス・オークはそういう人なんだろう」

「『ゲーム』『ヒロイン』って何の事かしら?」

モネが頭をかしげる。

伯爵は椅子に座り上を向いた

「ゲームってチェスやカードの事では?ヒロインって戯曲の若い女主人公ことだろう。で、この組み合わせがわからない。まあでも、転生してきたということは過去にゲームやヒロインということが記録されているだろうから。まあ、調べる気があったら気楽に調べたらいいと思うよ」


アリシアとモネは伯爵に礼をして書斎を出る

「やる気が失せて一ヶ月後には忘れてる方にカフェのケーキをかけるわ」

笑いながらアリシアが片目を瞑る。

「嫌ですわ。アリシアさん、でも、ホント、忘れてしまいそう」

モネも笑う。

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