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ヒロインと対決
「モネ・モリノさん!」
職員室で教官に呼ばれているので近道しようとするとマーリーに呼び止められた。まあ、先日から後ろをつけられている気配はしてたんで、いつかは声をかけてくると思っていた。
「なんの御用かしら?」
モネはマーリーに正対する。
マーリーは眉間に血管を浮かべて、額が赤くなっていた。
「なんの御用?わかってっるでしょう、勝手に出しゃばるなって事よ!」
「先日の事かしら」
「それより前からも!貴方、転生者なんでしょう?転生者でもモブなら、勝手な真似はするなってこと。こっちはヒロインなのよ!ここは、私のゲームなの!」
ナニ言ってんだがさっぱりわからない。『ゲーム』『テンセイシヤ』って何?ヒロインは・・・なんとなくわかるけど、フツーはアリシアの方でしょう。うん、ヒロインはアリシアがふさわしい。
「ヒロインとか、テンセイシヤってなんの事だがわからないわ」
「ここまで言ってもわからないの」
マーリーが手を上げる、身構えるモネ、と、マーリーが、モネの後ろを見て、手を止めた。
「手を上げるのはいただけないわね」
ケイトが腕を組んで立っていた。
「ともかく、もう、私の邪魔しないでねッ!」
そう言って彼女は校舎の向こうに消えていった。
「なんの事かしら」




