第六夜
雪尾:げっ!これ、僕が生まれた頃の話!?
雪尾、ファイルをめくる。
萌黄:そうみたいです。「稲荷氏神夫妻へのクリスマスプレゼント・・・ロマンチックです〜
雪尾:ちっ!
口から「砂糖」を吐いている。
萌黄:もう!雪尾様ったら!
こんなことばっかやってるから、「クソガキ」って言われるんですよ!
雪尾:どーせ僕は、クソガキだよ!
萌黄:もう!母乳シチューつくりませんよ!
雪尾:ゴメン!
そのとき、呼び鈴がなる。
雪尾:誰だろう・・
三毛猫系の猫耳少女が、出張所にきていた。
猫耳少女:キティルハルムの新人神様、リケ・ミケランジェロにゃ!
雪尾:そっちでも、年の瀬で忙しいでしょ?
リケ:やることやっちゃったから、ヒマにゃ!
鏡餅磨いていたら、ミラーボールみたいに光ったにゃ!
神殿に捧げようと思ったら、フィアンセにとめられたにゃ・・・残念・・・」
萌黄:どーいう趣味してるんですか!
あなた、プライベートルームじゃなくて、神殿でコタツ入って、テレビ観てるでしょ!
リケ:人がしないことをするから、いいにゃ。雪尾君、武器作ってにゃ。
雪尾:ダメ。
リケ、うなだれる・・・
リケ:なんでにゃーっ!
雪尾:神剣や、神槍なんて専門外だから。
普通の人が使えるのしかつくれませんよ。
リケ:じゃあ・・・SHINに時々渡しているのは・・・
雪尾:はい。「普通」の武器です。
リケ:・・・
あいつが「普通か?」と、呟いている。
雪尾:「中身」はどうか知りませんけど。
萌黄・リケ:なっとく(にゃ)。
雪尾:とりあえず、こんな時間になりましたので・・・・
みんな:またねーッ!