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散文

判られない事。

作者: 雪鰻

彼は言う、ここに一人の少女がいると。

彼女は可憐で、感情に素直な、美しき少女だと。

彼は言う、私は彼女に惚れたのだと。


しかし、みなは言う。

その少女とやらは何処いるのだと。

君の妄言ではないかと。


少女の表情が陰る。

私はここにいるのだと。


だから、彼は言った。

確かに彼女はここに居り、自分の前にいるのだと。

妄言などではないと。


しかし、人々は彼を村八分にした。

そして人との関わりを失った彼は餓死をした。


それでも嬉しさに満ちた死に顔だったと。


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