新たな事件
時は戻り……7月13日椎葉の森
〜五木田賢治目線〜
俺は、伊藤啓介と秋葉恵美が殺された椎葉の森に来ている
「ここだな……恵美が殺された場所は」
木には花が置かれていた
「なあ賢治、ここまで警察が動かないなんて、やっぱり犯人は警察関係者なのか」
啓介は草を分けながら聞いてきた
「俺も親父に聞いてみたんだがな……黙りなんだよな」
「黙り?」
そう、親父に今回の件を聞いても、警察に任しとけ、調べてる最中なんだ、としか言ってこない……
「ああ、親父の様子もここ最近がおかしくてな」
そう、この事件が起きる少し前からだ、帰ってくれば部屋に籠りっぱなしで、やけに家のポストを確認している……俺ら以外のところでなにか起こってるのか?
「おかしい?それって……ん?これは?」
啓介が手にしたのは血の着いた封筒だ……中には何も入っていなかった。
「これ、恵美の血だよな………」
恐らく恵美の血だろうけど、でも、いやこれはおかしいだろう……………
警察はここに来ているはずなのに、なぜ落ちていた封筒に気づかなかったんだ?
本当に警察は、ここに来たのか?
「おい!!!」
突然の声でびっくりしたが、声の主は小池怜だった。
「お前ら2人なにしてんだー?」
もう1人の声は千紘だ
「いや脅かすなし、てかお前らこそなにしてるんだ?」
「いや、恵美のところにはまだ来てなかったからさ」
「そうか、お前恵美とは良く話してたもんな」
怜と恵美はアニメ好きで、2人はで話してたぐらいだ
「お前恵美のこと好きだったろ〜〜」
「な'""違うわ!!そんな目で見とらんわ」
千紘が怜のことをイジってるのをみると、中学時代を思い出すな
「うわああああああああああ!!!!」
叫び声が後ろから聞こえてきた
「啓介!?」
「な、なんだ」
3人で啓介のところまでいくと、
そこには、C組の滑高隼人が血だらけで倒れていた………