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三話 なにがどうなってんの?!


チュンチュン


チュンチュン



「え??」


語彙力がなくなるというのはこういう事だろうか。

一面緑それまた緑

まず大地は草

サンサン太陽

とても綺麗清々しい気持ち

さっきの腐った魚の匂いとはえらい違い


「って!違う!!亜美ちゃん!?え!?亜美ちゃんはどこ?!」


とりあえず後ろをみると私が持参していた飴玉が転々と森へと落ちている


あいつ私の飴知らない間に盗んでいたな

とりあえず少しの怒りと大きい不安を抱え

そこらへんにあった木から木の枝をおり(大抵RPGでは最初は木の棒で戦うからの謎の安心感)草が多いので道を作りながら飴の落ちた後を歩くことにした。


「亜美ちゃーん…亜美ちゃーん…」


わたしは何故か動物本能であんまり大きい声を出してはいけないと思い亜美ちゃんを探しつつ歩いていた。


どんどん歩いていくと大きい綺麗な湖があった。


「亜美ちゃん!?」


亜美ちゃんが倒れていた。

え!?どうしよう!!誰かよばないと!!

でも誰を!?


亜美ちゃんの胸に手を当ててみたけどなんと心臓が動いていたのは安心したが、胸あたりがすごく凹んでいてどこかに胸を打ち付けて肺がつぶれてしまったんじゃ!?

と焦る一方だ。

どうしようと考えていると、


「どうかされましたか???」


え?と振り返ると湖の中に綺麗な女性がいた。


「この子友達なんです!!なんでかよくわかんないけど倒れていて胸も少し凹んでいるです!!軽くDカップはあるといつも自分で自慢してた子なんです!!それなのに今はまな板みたいになって…!

恐らく体の中の何かがつぶれてしまったんじゃないかって思って…!」


わたしは必死に泣きながらその初めてあった女性に意味がわからない説明を必死にした。


「…そうなんですね…。一度みてみます。」


わたしはホッとしてとりあえず亜美ちゃんをその女性に渡した。


女性は亜美ちゃんの衣服を脱がそうとTシャツをめくると、胸に手をあて


「……ないですね…。」


「え!?なにがないんですか!??内蔵ですか!肺ですか?!心臓はあったと思うので…!なにがないのですか!?」


「胸がないんです」


「胸!?やっぱり心臓!?おかしいな…さっき手をあててみたら動いてたのですが…どうしよう!心臓だと死んじゃう!!」


「いやそうじゃなくて、そのまんまの意味で胸がないん

です。この人ほんとに女性ですか??」






………は??



と戸惑いながらわたしは亜美ちゃんの服の中に手を伸ばしてみる


「!?!?」


勢いよく破ってしまった。

いやもうしらねーよ服なんか

え!?ブラジャー空洞?!

ペコペコしてる…

ふと気がついて周りを見渡してみると6つほどブラジャーの中で武装と化していたパッドらしきものが浮いている。

そして見たくもなかった下半身

今は湖で服が水で吸っているのでぺったりと服が体に張り付いている為女にとっては見覚えないもっこりしたものが下半身からでている。


「…ごほん。とわいえこの方は今重傷です。骨が折れています。ここから村へはかなり時間がかかるので担いで村まで行くのは危険です。折れた骨が臓器に刺さるからです。

私が治してあげてもいいのですが、それと同等の対価が必要になりますがそれでもいいですか??」


と女性は言った。


私は即答した。


「…とりあえずこいつ起こしてぶん殴らないと気が済まないので治療の方向でお願いします…とりあえず怒りでいっぱいなので対価はなんでもいいです。あとでこいつに請求します」


女性はにっこりと笑顔を浮かべ



「分かりました。では少しの間お眠りください…。」



と私と亜美ちゃんを湖の中に引き摺り込んだ。

わたしは咄嗟に亜美ちゃんを抱きしめてもがいてみたがそのまま意識を失い目を閉じた。


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