そして鍛錬
(二十)
「加藤先生、おはようございます」
出勤すると、あまり馴染みのない数人から挨拶される。
「おい、先生だってよ。加藤、なんの先生なんだ?」
同じ作業場の同僚から聞かれた。
「さあ?」と答えたが、きっと、柔道部の連中だろう。
(先生は勘弁してもらいたいな)と思う。
あの日以来、若い部員の間で加藤はヒーローに祭り上げられてい
た。
「あんな技、初めて見たぜ」
「ああ、あの鬼のように強い先輩たちが、瞬時にやられちまうんだからなあ。驚い
たよ」
「是非あの技を教わってものにしたいな」
「柔道の実戦性に疑問をもっていたが、あの人なら、それに答えてくれそうだから
な」
加藤が教えるのは火曜、金曜ということになっている。若い部員たちはその日を
待ちわびていた。
土屋もあの日のことを思い出していた。
土屋が教わっていた時も強いとは思っていたが、人がやられるのを客観的に見る
と、あれほど強いのかとあらためて感じる。
土屋は加藤の技に雷を連想した。稲光の閃光、落雷の轟音。けれども、普段はそ
れをまったく感じさせない加藤の存在。
それだけの力を秘めながら、どこか悲しげな加藤の生き様は、まるで目一杯帯電
し、それなのに留まることの出来ない彷徨う雷雲であった。
(それにしても加藤さん変ったな)と、思う。
けれども、それでは何が変ったのかと考えてみても、具体的に出てこない。
大したことではないと思うのだが、気になって仕事中も(なんだろう)と考えて
いた。
(そうだ! 言葉遣いだ)
土屋がはじめて加藤を見た時の、あのぶっきらぼうで乱暴な言葉遣いが、今は影
を潜めているのだ。
(社会人になったという自覚かな)土屋はそう思った。
帰り道、いつものように夏美と並んで歩いていた。
「加藤さん、言葉遣い変ったよね」
急にそう言われて、加藤は戸惑った。
「そっ、そうかな?」
「そうよ。バスターミナルで見たときの加藤さんの言葉、すごく荒っぽかった。
でも、それがカッコ良かったわ」
加藤自身には自覚はなかったが、やはり土屋に迷惑をかけたくないと思っている
のが言葉に現れるのかもしれない。
「ねえ、今日遊びに行ってもいい?」
「今日は行くところがあるんだ」
「いつものところ?」
「まあ、そうだ」
「妬けちゃうなあ」
「そんなんじゃない」
「じゃあ、なに?」
話してしまいたくなる誘惑にもかられるが、これだけは黙っていた方が利口だろ
う。危険に巻き込みたくない。そう思って、夏美とのことをこれからどうするのか
迷っていたが、今は完全に夏美のペースに巻き込まれてしまっていた。けれども、
それを嬉しいと思う自分をも感じている。
夏美と別れると、マンションへ向かった。
川西の帰宅時間も大体解ってきた。そろそろ、接触をもっても良い時期だと加藤
は思った。
「動くんじゃねえ! ブスリといくぜ」
川西は背中に鋭利なものを感じた。
(この声は......あんときの)
「おめえもあれだけやられたのに懲りねえ野郎だな」
「うるせえ! 黙って歩け。」
加藤の声は押さえてはいたが、凄みがあった。
川西は、前に加藤をいたぶったお礼参りに来たのだと思っていた。
(胸の拳銃に気づかれさえしなけりゃなんとかなる。今度は 指だけじゃすまさね
え)
二人はくっつく様にして神社の石段を上がって行く。
境内に登りきると、神社の裏手にまわった。
背中の鋭利なものが離れた。
川西はゆっくりと振り向く。加藤はニヤリと笑う。手には社宅のキーが握られて
いた。
「ふざけやがって!」と、懐に右手を入れた。その刹那、左掌を加藤に取られ前に
引かれる、と同時に加藤の左拳が川西の人中(鼻と口の間)に入った。懐に手を入
れていたので避けることも出来ない。加藤は握った手首の関節を極めながら、前屈
した川西の前頭上へと振ったため、川西の身体は加藤の反対方向に向く。その手を
川西の顔面の前を通過させ、グルリと回して後ろ手に取り手首を極めると、その勢
いと痛みで川西の膝は地面に屈した。
『木葉返し』だった。鼻からは血がしたたっている。
加藤は片手で手首を極めたまま、川西の懐から拳銃を抜いた。
「へえ、SIGか、ずいぶんシャレた銃を持ってるじゃないか。トカレフかマカロフ
あたりだと思っていたぜ」
自衛隊時代、嫌と言うほど色々な銃を見てきた加藤には、一目でその銃種が分か
る。
一時期、中国、ロシアなどから、トカレフや、そのコピーの中国製59式拳銃な
どの古くさい拳銃が大量に日本に入って来た。しかし、スイス製のSIGなどの高性
能な銃となると、それはアメリカからのルートとしか考えられない。
SIGをおもむろにポケットに突っ込む。
加藤は極めた手首の関節に力を加えた。
「ああぁっ!、なっ、何が目当てだ」
なおも力を強める。
「いっ、痛てえ!」
「そんなエラそうな口は聞けねえだろ? この状況じゃ」
「わっ、分かった。知ってることはなんでも言う。だから力を緩めてくれ。うっ、
腕が折れちまう!」
「俺がてめえの組事務所でやられた時、てめえの組長と将棋を指していた奴がいた
よなあ。あいつは誰だ?」
「そっ、それは言えねえ」
グキッ、嫌な音がした。
「ぐわああ〜ッ!」川西が悲鳴をあげる。加藤は川西の中指を折った。
「俺は二本折られたからな、まだ一本貸しがあるぜ。なんじゃあ 今返すか?」
そう言って、今度は人差し指を握って反対方向に力を入れる。川西の額からは苦
痛の脂汗が流れた。
「わっ、分かった言う。興隆会の組長、石口さんだ」
(興隆会、石口)加藤は絶対に忘れないように命に刻み込んだ。
「数年前に、その興隆会の者が、ある夫婦を殺した。その話を聞いたことがあるか」
「しっ、しらねえ。あそこの組は武闘派で鳴らした組だ。いままで相当な人数、殺
してるはずだ、でも尻尾を掴まれるようなヘマはやらねえし。万一バレたら下っ端
がムショに食らい込むだけだ」
収穫は少なかった。組と組長の名前。でも取っ掛かりとしてはそれだけあれば十
分だ。
「俺が言ったってことは絶対内緒にしてくれ。あの人はおっかねえ人だ。ヤクザ仲
間からも恐れられているんだ」
「ただ名前を言っただけじゃあねえか」
「誰に聞かれたかが問題なんだ。なあ頼むから言わねえでくれ」
「わかった。石口に会ったら、まずお前の名前を出してやる。なあ、川西さん」
川西を放逐し、川まで歩いた。人の目が無いのを確認すると、拳銃をポケットか
ら取り出し、シャツで何度も拭って指紋を消し川へ投げた。
ボシャンという音を聞きながら、武井と綾に(待っていろよ)と心の中で呟い
た。
(これからどうする?)加藤は考えていた。
(興隆会は、たしか川西のいる佐伯組よりでかい。組員は何人か? 武器は何があ
るのか。どういうタイミングがベストなのか、川西は俺のことを石口に言うだろう
か、いや、それは無いだろう。あいつは石口を心底恐れている)
調べなくてはならないことが山ほどあった。 そして何より大事なのは、美知子
をどうしたらよいのか。それと夏美も........。
五体満足で帰ってこられるとは思っていない。いや、それどころか生きては帰れ
ない確率の方が高いだろう。
(焦るな! じっくり調べるんだ、そして、それまで身体を練っておくんだ。とこ
とん.......凶器となるまで......)
火曜日、初めての柔道部実戦武術講習会。
先週、加藤の強さを眼前にしたせいだろうか、その噂を聞いて、普段出て来ない
部員や、部員ではない格闘技好きまで来ていた。
「今日はフルメンバーだなあ」土屋が嬉しそうに言う。
この間、あっという間に倒された黒帯三人も、ばつの悪そうな顔はしていたが、
ちゃんと出席していた。
土屋に促されて、加藤は口を開く。
「今日から私が教えるのは、畳の上でやる訳でもなければ、審判がいる訳でもな
い、相手は武器を持っているかもしれない。殺されるかもしれない。そういう状況
の時に使う技です。でも、一番大切なことは、そういう人、場所には近づかないこ
と、匂いを感じることが大事です。金ですむのならくれてやれば良い。頭を下げて
すむのなら心でアッカンベ〜と言いながら、頭を下げてやればよいのです。そし
て、危ない状況になったら逃げることが、まず第一です。けれども守るべき人がい
る。逃げられる状況にない。となったなら........その時は臆せず戦うしかありませ
ん。死にもの狂いで。無抵抗主義者のガンジーもそう言っています」
道場がドッと湧いた。
加藤は話しながら、自己嫌悪に陥っていた。
(何が金をやれ、頭を下げろだ。それが出来るくらいなら、俺はとっくに平和に生
きているだろうに)
新たに来た部員たちの目に、加藤の道着が映った。
(なんだ、あのボロぞうきんのような道着は。一体どれほどの稽古を積めばあれほ
どボロボロになるっていうんだ)
汗じみて、血の染み跡が黒ずんだその道着に、加藤の底知れぬものを感じて身震
いするのだった。
「それでは、ええと、木下さんでしたね。ちょっといいですか」
三人組のトップだった木下に声をかけると、少し驚いた様子で加藤に歩み寄っ
た。
「この間、試合をさせてもらった三人の方は、非常に強いと感じました。真っ当な
柔道で対戦したら、私は畳の上に10秒と立っていられなかったでしょう。大事な
ことは、相手の力、技を出させないことです」
そう言って、初歩的な技を木下相手に三つ程やってみせると、部員達にもその真
似をさせる。いつもと違う技に、定時の九時を過ぎても、誰も帰ろうとはしなかっ
た。
加藤は本当のところ早く帰りたかった。 今日は夏美が来ることになっている。
火曜と金曜は柔道部で遅くなる、と美知子に言った。「ひとりで留守番できる
か」と聞くと「うん」と元気なく答えた。
誘拐の件を思い出し、少し心配もあったが、このことは土屋に対する恩返しの意
味もある。やめる訳にはいかなかった。
「おねえちゃん、こないかなあ〜」
つぶやくように美知子が言う。
「じゃあ、とうちゃんから頼んでみよう」
そう言うと、美知子の顔がパッと明るくなった。
「いいわよ、それなら毎週火曜と金曜に行ってあげる!」
「有り難いけど、毎週じゃ悪いよ」
「いいわよ、行きたいんだから」
家に帰り着くと二十二時をまわっていた。
「おかえりなさい!」
夏美の声に安堵する。
「遅かったわね」
「ああ、みんな熱心で、定時になっても帰らないもんだから」
「宏明さんの教え方がいいからよ」
「そうかな」
「宏明さん、評判よ」
「何が?」
「柔道部の三羽がらすを秒殺した男って」
(秒殺、三羽がらす....)
誰が言ったかは知らないが、三羽がらすというような、古い言葉が夏美の口から
出たのが以外だったし、秒殺も格闘オタクっぽくて、なんだか可笑しかった。
「あいつらには悪いことしたかな」
「いいのよ、高い鼻は少しくらい折ってやった方がためになるわ」
「厳しいんだな」
そう言って加藤は笑った。
「そういう俺も、いつかは真っ二つに折られるかもしれないな」
夏美は加藤の目を覗き込んだ。真剣な目だった。
「誰に?」
「君にさ」
加藤は下手をうったと感じ、ジョークで逃げた。
「変なこと言わないで。悪い冗談だわ」
夏美はそう言いつつ冗談だとは思っていなかった。加藤を見ていると、何か危険
を感じるのだ。それが何かは分からなかったが、加藤は何時も何がしかの危険を背
負って生きている様に思えてならなかった。
「ごはんまだでしょ?お味噌汁暖めるね」
「ミチは?」
「ご飯食べて、お風呂に入って、絵本を読んであげていたら眠くなったみたい。お
布団に寝かせたわ」
豚肉の味噌炒め、ヒジキの煮付け、きゅうりの糠漬け、ゴーヤの味噌汁。
夏美の作った夕飯を食べるのは何回目だろうと考えていた。初めてゴーヤの入
った味噌汁を見た時にはびっくりしたが、その爽やかな味にも驚いた。
「この糠漬け、買ったやつじゃないな」
「分かる? うちから持って来たの」
「君が漬けたんじゃないだろ?」
「どうして?」
「これは若い君には出せない味だからさ。お袋さんだな」
夏美はわざとほっぺたを膨らませた。
「ええ、ええ、どうせ私にはそういう味は出せませんよ」
加藤はそれに答えず、豚の味噌炒めを口に入れた。夏美は加藤の表情をじっと見
ている。箸に大盛りのご飯を乗せると、口にほおりこみ、咀嚼する顎の付け根が、
噛む度に隆起する。それを見るのが好きだった。
「おいしい?」
「うまい」
「ああよかった!」
「うまいけど、あんまり見られていると食えないよ。そう言えばそろそろ帰る時間
だろ?」
「今日は泊まってく」
「まずいんじゃないのか、お袋さん心配しないか」
「大丈夫よ。女友達の家に泊めてもらうって言って来たから」
「なんだ、最初からその気だったのか」
「そうよ」
そう言うと二人して笑った。
「私、お風呂入るね」
「じゃあ、俺も入るかな」
加藤は冗談のつもりで言った。
「うん、はいろはいろ」
夏美は笑顔で嬉しそうに答える。
服を脱いで全裸になると、二人とも緊張して言葉が出ない。狭い風呂に相対して
浸かると、顔を見合わせるのが恥ずかしかった。
夏美は加藤の肩から腕を、人差し指でなぞる。
「贅肉、ぜんぜん無いのね。筋肉ばっかり」
「贅肉が付けられるような生活じゃなかったからな」
「じゃあ、私が贅肉を付けさせてあげる。美味しいものばかり作って」
加藤は黙っていた。このまま進んでいいのか、夏美を悲しませる結果になりはし
ないかと......
(しかし、それならばもっと前に突き放せば良かったのだ。石口を生かしておくこ
とは出来ない。夏美とも一緒にいたい。それは虫が良すぎやしないのか)
沈黙して何かを考えている加藤の口に、夏美の唇が重なった。
美知子はよく寝入っていた。夏美は押し入れから音を立てない様に布団を出し、
眠っている美知子を見ている加藤を見た。加藤はその視線に気づき、しばらく見つ
め合う。加藤は静かに襖を開けると、隣の洋間にと目配せした。
その晩、はじめて二人はひとつになった。 加藤は夏美を抱きながら(死なな
ければいいんだ。俺は死なない! 俺は死なないぞ!)何度も心に誓った。
武術講習会は回を重ねていた。
「打って来たのを防御してから攻撃、では遅い。ちょっと顔面を突いてきてくれ」
加藤はそう言うと、上田の突きにクロスする様に自分の腕を当て、突き出すよう
にした肘をくの字に曲げると、上田の突きはスルリと軌道を変え、顔をそれると同
時に身を落とし、半歩前進した加藤の肘打ちが上田の胴に入りバコンッという凄ま
じい音をたてて上田は尻餅をついた。
「胴を付けていても、身体の中に衝撃がきますよ」
上田は剣道部で借りた胴を付けているにもかかわらず、苦しそうな顔をして言っ
た。
上田は最初に加藤と試合をした時に、ぶっ倒してやる! と蹴りを放った男だ。
けれども、あっけなくやられて以来、あまりの実力差に、加藤を師と仰ぐようにな
った。
「そうだ。身体の中に打撃を浸透させるためには、力を抜くことがとても大事だ。
いろいろな技を覚えるよりも力を抜くということが、あらゆる技の中で一番むずか
しい」
そう言って、部員達にやらせてみる。
「半歩前に進む時に後ろ足を蹴ってはだめだ。前足の膝を抜くんだ」
そう言いながら一人一人の動きを直していった。
加藤の言葉も、もう他人行儀ではなくなっている。
部長である土屋は、以前から加藤に習っていたためか、皆よりもずっと筋が良か
った。
「じゃあ部長、ゆっくり乱取りをやってみよう」
そう言って土屋と相対する。
土屋が攻撃する。ルールも何も無い、自由な攻撃だ。だが、スピードを本来の三
分の二くらいに押さえている。それを加藤が同じスピードで受けつつ攻撃する。
二人の動きを知らない人が見たら、舞踊かと勘違いする程、その動きは優美だっ
た。
加藤は、十五人を一人ずつ自分に掛からせる。
どんなことをしても構わない、というのが唯一のルールだった。
殴ってもいい、蹴ってもいい、頭突きでもよかった。しかも、当てて構わないと
言う。そのうえ加藤の方は当てずに寸止めだというので、皆喧嘩のように腕を振り
回して掛かっていく。
けれども誰一人擦りもしなかった。
一巡すると今度は三人だと言った。
加藤が初めて道場に来た時にやはり三人掛けをしたが、あの時は、三人が同時で
はなく別々に掛かっていって全員がやられた。
で、あるならば、同時に攻撃すれば良いではないかと、皆が思った。
道場の回りに胡座をかいて座っている面々からヒソヒソと作戦を練る声が聞こえ
る。
「俺が正面からかかっていくから、お前は後ろから首を絞めろ。そして、お前は横
から突きを入れるんだ」
その三人の番になった。作戦首謀者が正面に立とうとすると、加藤は円を描いて
反対側にまわる。これでは後ろから掛かることが出来ない。
ええい、ままよ、と組み付いた瞬間、加藤は突然身体を捻りながら体を落とし
た。その瞬間に相手は宙を飛んで、後ろから掛かろうとした男の前に投げられた。
男は前に出ようとしていたので、蹴つまずいて倒れる。最後の一人が顔面を突いて
来た。その腕を取ると、肘あて呼吸投げで倒れている二人の上に投げる。三人はピ
ラミッドのように積み重なった。
「こういう多人数が相手の時は、相手が同時にかかれないように、敵自身を盾にし
たり、あるいは障害物にして、たえず一人と相対する。それじゃ次は五人でこい」
「あの人は自分を虐めているんじゃないのか?」
部員の一人が横の男にそう言う。
たしかに、基本から始まって、ここまで加藤は出ずっぱりだ。人に教えるという
より、自分を鍛えているとしか思えなかった。動きどうしだったので息も荒くなっ
ている。
五人が円陣を作ると、徐々にその輪を小さくしていった。
加藤は、後ろの気配を読みながら一人が動き出すのを待つ。一人が掛かって来た
瞬間、体の変更でその掛かって来た男のいた位置に入り、横の男を体当たりですっ
飛ばした。次の相手に掛かろうとした瞬間、ガンッと顎に衝撃を感じ、振り向いた
時に第二撃をもらって腰から砕け落ちた。
突きを出した部員も驚いたが、見ていた部員達も驚いて駆け寄った。
(あれだけ動き詰めじゃ無理もない)と皆が思った。




