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プロローグ

 俺の名前は古谷刃(ふるたにやいば)。15歳だ。


 俺は今、餓死しそうだ。


 俺は死ぬ前に、パスタが食べたかった。


 俺は今、餓死した。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


「こ、ここは……?」


「ふぉっふぉっふぉ、よくきたのう」


 俺の目の前にはおじいさんが座っていた。


「……死後の世界なのか?」


「ふぉっふぉっふぉ、察しがいいのう」


 白い空間に、俺とおじいさんがいる。

 どうやらここは死後の世界のようだ。


「お前はもしかして神か?」


「ふぉっふぉっふぉ、そうじゃ」


 このおじいさんは神だ。


「ふぉっふぉっふぉ、ワシの手違いでお前を餓死させてしまった。すまんのう」


 どうやら俺は手違いで餓死したらしい。


「ふざけるな! 俺の命をなんだと思っている!」


「すまんと言っておるじゃろ? 代わりと言ってはなんじゃが、特別に異世界転移をさせてやろう」


「異世界転移……?」


 手違いで殺してしまった代わりに、俺は異世界転移をすることになる。

 話を聞くと、どうやら魔法のある世界に送ってくれるらしい。

 しかも、特別な力を授けてくれるらしい。


「ふぉっふぉっふぉ、さあ能力(スキル)を選ぶんじゃ」


「まず、最強にしてくれ」


「それはできぬ。他にはないかのう」


「くそっ! じゃあ、食ったやつの力を奪う能力(スキル)をくれ!」


「ふぉっふぉっふぉ、いいじゃろう」


 やった!

 食べまくるぞ!


「そして最後に、俺は餓死で死んだから、パスタのある異世界に飛ばしてくれ」


「ふぉっふぉっふぉ、それでは異世界を楽しむんじゃよ」

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