物語の幕開け
学園の鉄則
1.学年気にせず強さの極を求めよ
2.王はいつでも寛大であれ
3.強ければ自由であれ
4.常に自分の上を目指せ
00.どんな悪にも立ち向かえ
「ということになるよ、英士君。これはうちのパスワードみたいなものだ。くれぐれも口外しないように。」
規長は唇に手をあて微笑む。
彼は天使と呼ばれているが、男だ。
規長の二つ名は天使。
外で見るにはいい勝負、中でやるには戦場ときく。
実に整った見事な顔立ちに両目違異ときた。
体は無駄な筋肉がつかない細身だ。
これらだけならすごい。しかし彼も人間、当然ダメなとこがある。
今がそう。自分がカッコいいと思ってやっていること。
失敗してると全てが、
「あざとい。」
思わず抱きしめたくなる気持ちを抑え照れ隠しに殴った。
自分でもなぜこんなことになったのかはわからない。
しかし、僕のその拳はペンによって守られていた。
「規長としての威厳を保つためだ、ゆるしてくれ。」
そういい終わると閃光ように拳がとんできた。
俺今日で死ぬのか 最悪な終わりだな。
しかし当たったのはデコピンだった。
「ははははっ。」
思わず馬鹿げた笑いをあげてしまった。
動けなかった自分が憎い、攻撃が弱かった自分が憎い。
いつの間にか戦う意志を持ち始めていた。
「規長、俺の初めてあげますよ。」
「うん、いいねぇ。その志、しかとうけとったよ。」
二人は笑い、決闘を誓った。
「では、始めようか。」
規長の一言でステージは組みあがった。
今回非公式の急な試合なので観客はもちろん誰もいない。
40センチ四方の普通の机。
「僕はこれを使うから君もこれでいいだろう。」
出てきたのは普通の15センチ定規だった。
全てを悟ったと見せるため、何も言わないことにした。
その方が断然カッコいいから。
両者スタンダード体制の角置き。
自分相手共にやられずらい王道な始まりだった。




