プロローグ2
食事中の方は食べ終えてから読むことを希望しますー。
俺22歳は豪華客船の個室で寝ようとしていた。仕事の打ち合わせのためになけなしのお金を出して船に乗っていた。 10年前に俺の両親は事故でぽっくり亡くなった。まだ未成年だったため祖父に引き取られ山中の家に引っ越した。それからは怒涛の日々だった。まだ当時12歳の小学生だった俺に狩り教え込んだのだ。最初は血液を見ただけで気を失ったりしたが時間が立つにつれて意気揚々と狩りに出かけるようになっていた。 今思えばそれは両親の事ばかりを考えさせないためだったかもしれない。それからは鍛冶や調合などいろんな事を教えてもらった。 それから7年後、独り立ちした。受かった芸術の大学が遠かったためである。そして比較的普通の大学生活を送ったが授業料などでバイトなどで貯めた貯金が尽きたためである。仕事にはつけたので本社のある東京にRPGのゲームのキャラクターなどをデザインしに行く途中であった。 ただ・・・、「ウェー、気持ちわるうー、ウェ、ゲボゲボラー・・・・・」そう船酔いしてしまったのである。まだしばらくは船の上であるので困ったものである。 「しかしどうするべきか、このままだと精神的に持たんしなあ、しかたないじいちゃん特製の睡眠薬飲んで寝るか、はぁー。」
と薬を飲んで寝てしまったのである。今思えばこれが非日常の分岐点だったのかもしれない。
投稿はゆっくり