表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
LN東條戦記第1部「不戦宰相」  作者: 異不丸
第2章 臣民われら皆共に
8/43

ぽちっ、ぽちっ。

50過ぎの男が二人、PCの画面とルールブックを交互に見詰めている。

「第1ターンは、やることが多いな」

「初期設定と第1ターンが肝心です、こまめなセーブを」

「ああ、もう。100コマンドまでいってたのに」

そう言って、またリロードする。

「コマンドを200使い切りますよ、第1ターンだけはね」

「えーと。あとなんだっけ?」

「200、300ターン過ぎて、最初の落としに気づくんですよねぇ」

「おどかすなよ」

「でも、部隊名や艦隊名を考えるのはいいもんです」

「ああ、これだけは楽しいな。第41強襲揚陸艦隊・・・と」

「段取り八分、という言葉もあるんですよ」

「お、おう。えいっ、まただ」

「ああ、それはトラップですよ。ボーナスに見えますが」

「もう少しなんとかならんのか。その、操作がうざい」

「だって、UI改造版をディスったのは、東條さんですよ」

「うう、だってぇ。あれではロジックがわからないものぉ」

「これだと700ターン完了まで、1週間はかかりますよ」

「ふん。初志貫徹だ」

「楽しみ方は、それぞれですがね」

「悪いか」

「いろんな設定で進行の違いを比べるのが、シミュレーションかと」

「いーや。突発イベントへの対応が、指揮官の決心だ」

「ま、それぞれです」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ