7話 喧嘩が弱い俺でも
こんにちは、なっとぅーです。
文を考えるのは下手くそですが、暖かい目で見てくださると幸いですm(_ _)m
風子との組手を初めて数時間、俺は50本近く負けている。
「颯斗さんは戦闘初心者ですから仕方ないですよ」
八雲さんは励ましてくれるけど、正直応えた。
『また、こっぴどくやられたのう? 颯斗よ』
「風子ちゃん強すぎだよ・・・・・・」
「僕は弱い方だけどなー」
この実力で弱い方なんて、どんだけだよ。
『風子は源力なしの戦闘ならまあまあ強いが、源力ありきだと弱いからのう』
楓様が言うには源力を使う戦いにおいては種族が大事だそうだ。
「僕は鎌鼬だから、あんまし強くないんだー」
「まあ、1番弱いのは人間ですけどね」
八雲さんが言うには人間は基本的に気力で戦うそうだ。
けど、気力を上手く使うノウハウが人間には無いからあまり強い戦闘者はいないらしい。
「人間は我々妖怪や霊など、他種族を認識していない所がありますからね。戦いとは無縁の人が多いのも事実です」
実際俺も一昨日まで神とか妖怪とか信じてなかったし。
「俺も強くならなくちゃ・・・・・・」
『午後からは、組手ではなく妾が神武術の型を教えるのじゃ』
神武術、なんだそれ?
「凄いですよ、颯斗さん! 楓様がこれまで神武術を教えた者は私含めて3人ですよ!」
八雲さんは興奮した様子で俺に詰め寄る。
「いいの? 楓様、颯斗にぃに神武術教えて」
『それだけ妾が颯斗のことを気に入っているという訳じゃ』
「良かったね、颯斗にぃ」
なんかよく分からないけど神武術は貴重なものらしい。
「楓様、よろしくお願いします!」
■ ■ ■
朝霧山神社に来てから3週間も経過した。
風子には今だに勝てていない。
神武術の型は少しずつ覚えてきた。
けどまだ実戦では上手く使えない。
『始め!』
何本目なのかも覚えていないが、組手が始まる。
「ふっ!」
風子が妖力で作った風の刃を飛ばしてくる。
それを横っ飛びで回避する。
最初は食らって腕が吹き飛んだりしたが、今は慣れてきた。
「神武術、『神掌破』!」
俺は神力を纏わせた掌底を風子に向かって放つ。
「おわ!」
それをギリギリのところで回避した風子は手をピストルの形にする。
「『風魔弾』!」
風子の指先から放たれたのは不可視の弾丸。
その弾丸が俺の掌と両足を撃ち抜いた。
「痛っ!!」
あまりの激痛に両膝をつく。
『そこまで!』
勝負ありと判断したのか、楓様が組手を中断する。
『ほれ、回復じゃ』
楓様の権能で回復を終えた俺は地面に寝転がる。
「くそー、また負けた!」
「いえ、中々いい勝負でしたよ? 『神掌破』も出てましたし」
そう、今回の組手では初めて実戦で神武術の型を使えたのだ。
『颯斗の成長が著しく、妾は嬉しいぞ』
「でも勝てなかった・・・・・・」
楓様は優しい笑みを浮かべながら俺の頭を撫でる。
『そう気を落とすでない。風子はこれでも妖怪なのじゃ。戦闘を知らなかったお主が3週間でここまで戦えていること自体がすごいことなのじゃぞ?』
「そう、ですか・・・・・・」
「でも、今回はかなり焦ったよ、『神掌破』を食らってたら負けてたねー」
風子は相変わらずあっけらかんとしているが、その額には冷や汗をかいている。
焦ったというのは本当そうだ。
面白かった、続きが気になると思ったらまた見てください。
今回は僕の作品を読んで頂きありがとうございます!




