2話 悲劇は起こる
こんにちは、なっとぅーです。
文を考えるのは下手くそですが、暖かい目で見てくださると幸いですm(_ _)m
その日、加藤達は俺に絡んでこなかった。
「珍しい日もあるんだな・・・・・・」
登校中、休み時間、いつもなら殴りにくるのに今日は来なかった。
さらに何故か早退して行ったし。
「加藤達がいないのは楽でいいや」
なんて思っていた。
放課後、いつも通りポメとシバに会いに高架下に向かう。
「よお、青藍」
高架下にはすでに加藤達がいた。
なっ!? この場所がバレてた!?
驚きを隠せないでいると、加藤が言った。
「お前に、見せたい物があるんだよ」
そう言って加藤は俺に何かを投げつけて来た。
「ん? ・・・・・・ッ!?!?」
その投げつけられたものは犬の頭だった。
「ま、ま、まさか・・・・・・! でも、でもでも」
信じたくない。この事実を受け入れたくない。
そんな俺に加藤はニヤニヤと笑いながら残酷な事実を俺に告げる。
「お前が可愛がっていた犬、ポメとシバだっけ? それはポメだよ? ギャハハハハハハッ!!」
そう、加藤が投げてきた犬の頭はポメの生首だったのだ。
「ァ、アアアアアアアッ!!」
「「「ギャハハハハハハ!!」」」
絶望している俺に加藤はさらに追い討ちをかける。
「シバもいるんだぜ? ほらよ!」
加藤がさっきまで座っていたものを僕の前まで蹴飛ばした。
それは、足が全て切り落とされ目が潰された、変わり果てたシバだった。
「シバ、アアアアアアアッ!!」
目から涙がとめどなく溢れてくる。
俺と2匹の数年間が頭の中で再生されていく。
皆で走り回ったり、給食の余りのパンを分け合ったり。
そんな何気ない日々をポメとシバとでもっと過ごしていたかった。
なんで? なんで、ポメとシバが死ななきゃならないの?
ねえ、なんでよ? 神様・・・・・・。
薄々勘づいてはいたけど、この世界に神なんかいないんだ。
ポメとシバみたいななんの罪も無いのが死んで、加藤達みたいな生き物を生き物とすら扱わない外道がのうのうと生きている?
なんで?
もう、わかんないよ・・・・・・。
ポメ、シバ・・・・・・。
俺は初めて加藤達に殺意が湧いた。
「お前らの仇は俺がとるからな・・・・・・」
拳を握りしめ、加藤たちに殴り掛かる。
「アアアアアアアッ!!!」
俺が反撃すると思わなかったのだろう。
加藤の頬を俺の拳が捉えた。
「ブへッ!!」
加藤は倒れたが直ぐに起き上がり、取り巻き達3人とで殴りかかってきた。
悔しいが人数の差には抗えず、俺はボコボコにされた。
いつもより苛烈な暴力が俺を襲う。
薄れつつある意識のなか、俺は思う。
ごめんポメ、シバ、仇は取れなかったよ・・・・・・。
それから、いくら時間が経っただろう。
目が覚めると、もう辺りは暗くなっていた。
時計を確認すると、もう夜の7時を回っていた。
フラフラになりながらも家に何とか帰宅する。
俺の心はもうボロボロだった。精神的支えのポメとシバが居なくなった。
そう考えるだけで涙が溢れた。嗚咽が漏れた。
「うるせえぞ!」
父親の拳が俺の鳩尾にクリーンヒット。
鳩尾の痛みなんかより、ポメとシバが居なくなった痛みの方が辛かった。
それからは何回も父親と母親に殴られ蹴られた。
それでも俺は涙を流すのを辞められなかった。
面白かった、続きが気になると思ったらまた見てください。
今回は僕の作品を読んで頂きありがとうございます!




