16話 陰陽師の少女
こんにちは、なっとぅーです。
文を考えるのは下手くそですが、暖かい目で見てくださると幸いですm(_ _)m
「霊、陰陽師? 何話してんだ?」
俺たちの会話が不思議なのか琉生くんは首を傾げている。
「ごめんね琉生くん、後で説明するから」
「分かった! けど、ちゃんと説明しろよな!」
そう言い残し、琉生くんは教室を後にする。
「動物とはいえ、霊が二匹も取り付いている状況はかなりまずいわよ。最悪死ぬかも」
琉生くんが出ていくのを確認した戸部さんはそう口を開く。
実際は俺の神力によって霊の悪影響を無効化している訳だが、そんなことは知らない戸部さんが提案をする。
「その霊、私が祓うわ」
「いや、いいよ。この霊達は俺の家族だから」
俺に霊はハッキリと見えない。
が、俺に取り憑く二匹の動物の霊には心当たりがある。
ポメとシバだ。
「あなた、死ぬわよ?」
「今のところ特に不調はないから大丈夫だよ」
戸部さんは暫く考え込み、長いため息を付く。
「分かった。なにか体に不調がでたら言ってね、私が解決するから」
「ありがとうね、心配してくれて」
戸部さんはふいっとそっぽを向きながら早口で、
「ま、まあ一応同級生だしね。私のせいで欠けたら寝覚め悪いし」
とても可愛らしい人だと思った。
「はははッ!!」
「何笑ってんのよ!!」
「ごめんごめん」
■ ■ ■
「へぇー、そんなことがあったんですね」
帰宅後、戸部さんの事を皆に話した。
『戸部、か・・・・・・』
「楓様? どうしたの?」
『いや、なんでもないのじゃ!』
真面目な顔で考え込んでいたようだったが、気持ちを切り替えたのかいつもの顔に戻った。
「陰陽師がこんな近くにいたなんて驚きだよ」
「確か戸部家は静岡の名家だった気がします」
『日本は各県ごとに陰陽師がいるのじゃ』
そうだったんだね。
「家によっては、妖怪ってだけで殺しにくるような血の気の多い物もいて面倒くさいんですよね」
確かに妖怪視点だと面倒くさいな。
『その、戸部とやらは大事にするのじゃぞ? 颯斗のことを心配して陰陽師ということも明かしたのじゃから』
「もとよりそのつもりだよ、楓様」
楓様は満足そうに笑い、俺のことを撫でる。
「恥ずかしいからやめてよね」
『何、可愛いやつじゃの!』
不満そうにしたらそれが気にいられたようでさらに撫でられる。
「ところで、明日から授業なんですよね? 大丈夫そうですか?」
俺から楓様を引き剥がしながら八雲さんに聞かれる。
「中学では結構良い成績取ってたから多分大丈夫だよ」
「なら大丈夫ですね」
■ ■ ■
「一緒に帰ろー!!」
琉生くんと一緒に帰宅の準備をしていると、戸部さんがニコニコ顔で近づいてくる。
「別にいいぜ」
琉生くんは二つ返事で了承。
俺も断る理由なんてないし了承する。
───ねえ、英語難しくなかった?」
「確かに難しかったな」
今日受けた授業の話をしながら帰路に着く。琉生くんが駅につき、別れる。
「戸部さんも徒歩通学なんだね」
「そうだよ、偶然だね?」
戸部さんも学校の近くに家を借りているらしい。
「じゃあ、俺はこっちだかられぇ──────」
何故か、俺の意識はそこで途絶える。
面白かった、続きが気になると思ったらまた見てください。
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