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1話 不幸な少年

こんにちは、なっとぅーです。

文を考えるのは下手くそですが、暖かい目で見てくださると幸いですm(_ _)m

「はは、こんな人生なんてもう終わらせてやる」


その日、俺は禁足地の朝霧山神社に足を踏み入れた。


朝霧山神社に人が入らなくなってから500年。


噂によると、神様とその神様を慕うこの世ならざるものがこの境内に集まっているようだ。


今日、俺はこの神社で死のうと思っている・・・・・・。



■ ■ ■



俺、青藍颯斗は皆に嫌われている。


特別、何かをした訳ではない。


両親を含む家族までもが俺を目の敵にしている。


俺も今年で15歳。中学校を卒業したら、この地元を出て都会の高校に通おうと思っている。


「おい、青藍だぜ・・・・・・」


「本当に気持ち悪いよね、青藍」


「さっさと不登校になればいいのに」


道を歩けば同級生に陰口を叩かれる。


「はあ・・・・・・」


陰口はまだいい方だ。陰口で済めば良いが・・・・・・。


「おい、クソ野郎」


そんな掛け声と共に俺の後頭部を殴るこの男は加藤仁。


何かと理由を付けて俺を痛めつけてくる。


そう、この加藤とその取り巻き達は暴力も振るってくるのだ。


悪口を言われるのには慣れているが、やはり痛みというのはなかなかなれないもので。


「痛いよ! 加藤くん」


「ああ、何口答えしてんだよ!」


「ガッ!!」


加藤の蹴りが俺の腹部を直撃する。


余りの衝撃に地面にうずくまる。


「オラ!」


「死ね!」


「くたばれ!」


そんな俺に加藤達は容赦なく暴力を振るっていく。


正直かなり痛い。けど、そんなことを言おうものなら余計に攻撃が苛烈になることはもう学んでいる。


加藤達が飽きるまで痛みををジッと我慢する。


そのリンチは数分間も続いた。


いい加減飽きたのか、加藤達は先に行ってしまう。


「ったく、ばかすか蹴りやがって・・・・・・」


制服に着いた汚れやホコリを叩いて落とし、学校に向かう。


ボロボロの俺を見ても先生は殆ど反応を見せない。


それは当然だ。


だって加藤は、加藤の両親はこの町の有力企業の社長をやっているから先生達も加藤には強く出れないのだ。


「はぁ・・・・・・」


思わずため息が出る。


俺は昔から虐められている。


加藤も俺の事、都合のいいサンドバッグ程度にしか思っていないだろう。


腹立たしいが、俺は喧嘩も出来ないし力もない。


だから、この現状を甘んじて受け入れるしかないと半ば諦めていた。


学校も終わり、時刻も夕方。


いつもなら放課後に加藤に絡まれることが殆どだが、今日は絡まれずに校門をくぐることができた。


家に向かう前に必ず通っている場所に向かう。


学校から10数分、人気のない高架下。


「ポメー、シバー!」


そこには捨てられた犬が数匹いる。


最初は数年前に偶然通りかかった時に鳴き声が聞こえたから、様子を見てみたら犬がいたのだ。


その時、妙に懐かれてしまってからほぼ毎日ここに足繁く通っている。


給食の余りをこっそり持ってきて、犬たちに与えていたりする。


ポメラニアンにはポメ、柴犬にはシバ、と名付け高架下を駆け回った。


俺はポメとシバに愛情を注いだ。


まあ、家で飼うことは出来ないんだけどね。


毎日のルーティン(ポメとシバで遊ぶこと)を終え、帰宅する。


俺の家は母親と父親、弟と兄がいる。


俺に部屋なんか用意されてない。


寝る時はリビングの床にダンボールを敷いて寝ている。


ソファを使おうものならボコボコに殴られてしまう。


父親はかなり酒癖が悪く、暴力なんて日常茶飯事だ。


俺の家では喋る時に許可が必要で、許可なしに喋ると拳が飛んでくる。


だから、基本家にいる時はじっとするか家事をするかの2択だ。


「おい、飯だ。食え」


俺は家族じゃないから食卓に着くことさえ許されていない。


地面に皿が置かれ、家族の誰よりも早く食べなければいけない。


弟と兄は、母親と父親に愛されている。


何故俺は、こんなにも惨めな思いをしなければならないのか?


俺と弟は何が違うの?


いくら自問しても答えは見つからない。


ポメとシバがいなければ俺の精神はとっくに壊れていただろう。


ポメとシバの存在は俺を奮い立たせてくれる。


明日も頑張ろう、そう思える。


早くポメとシバに会いたいな。


早く明日にならないかな?


そんなことを考えながら今日も眠りにつく。

面白かった、続きが気になると思ったらまた見てください。


今回は僕の作品を読んで頂きありがとうございます!

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