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第20話 ノブオとジュンジがジシャコウへ (二) ③
説明会が終わった後、校長は帰っていき、休憩を挟むと今度は違う、指導員のおじさんが入ってきた。
そして、大学生くらいの若者二人と、近所の主婦といった感じの人が一人、増えた。
「それでは、適性検査の方を始めますからね」
慣れた様子でおじさんは用紙を配る。
ジュンジは適性検査とはなんなのかさっぱりわからなかったが、どうやら心理テストのようなもので、自分の性格や思考の傾向がわかるものらしかった。
おじさんは一方的にやり方を説明すると、さっさと始める。
「ではスタート!!!」
力強く言うと、時間を計りだした。
それはいいのだが、ジュンジを含めやり方がいまいち理解できない者が続出した。
問題のページをめくる手が止まる。
「なーにしてるの!!! 早く次やりなさい!!!」
おじさんはめちゃくちゃ強い語気で容赦なく攻め立てる。
ジュンジも近所の主婦も困惑し、その様子が顔に出やすいため、おじさんの標的になりやすい。
一方、若者たちはひょうひょうとしている。
でも、ジュンジには分かっていた。
彼らもまた、そんなに内容を理解していないだろうことを……!!
おじさんにキレられながらも、ジュンジと同志たちはこの苦行をのりきり、適性検査は終了した。




