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第17話 ジシャコウ ②


「ノブオさん。おそろいですね、パジャマ……」


「そうだな……昨日、風呂入って、美希果さんに言われるまま部屋に行って寝たから気付かなかったけど……同じだな」


 おそろいの派手めなイエロー、チェック柄のパジャマでペアルックの二人は静かに、これまたおそろいのカミソリで髭を剃り始める。おそらくパンツも同じだろう。


「美希果さんは俺たちがいつ頃来て、それに泊まることも知ってて、わざわざ必要そうな物を買い揃えてくれたのか?」


「そうですよね。きよちゃんから話は聞いてる、とか言ってたけど……何を聞いたんだろう? そもそも僕らは岩手県のこの家に来ることすら聞いてないし……」


 二人は鏡越しに会話する。


 鏡には、齢三十の男と五十の男が仲良く歯を磨いている姿が映る。


「そういえば、ノブオさん。羽はどうしたんですか? 背負ってないですけど」


「あぁ、あれね。学ランと一緒にそのまま脱いでさ、部屋にかけてあんの」


「そうなんですね」


 のんびりそんな会話をしていると、遠くの方から二人に、美希果が叫ぶように声をかけた。


「ごはんできてるからー、早く食べなさーい!!!」


「はーい」


 二人は声をそろえて返事した。急いで歯磨きを終えると、いそいそと居間へ向かうのだった。


 ガラス戸から入ると、もう雅親は昨日の自分の席で座っている。とても機嫌が良さそうだ。


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