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第10話 座敷ハタチはイケメン ③


「この子は……この家の守り神というか、座敷童みたいなもので。普通の人には見えない存在なの、ねぇ雅ちゃん?」


「そうそう、俺20歳で死んでるから。250年くらい前なのかな、死んだのは……よくわからんけど。で、この家が建った時から居座ってんの」


 そう言って、雅親は美希果のグラスで麦茶を飲みながら、せんべいを食べる。


 バリバリという音が響き渡った。


「本当に死んでるの? お茶飲んでせんべい食べれるのに???」


 目を見開き、メガネを直しながらノブオはたずねた。ジュンジも不思議そうに雅親を見た。


「あぁ、うん。食べれるんだよね。お腹もそれなりに空くし。ほら、時々物がなくなったりするでしょ。置いてあったはずの爪切りとか、とっておいたはずのプリンとか。あれね、俺らみたいな奴らが隠したり、食べたりしてることも多々あるのな。お供え物だと思っといてよ」


 チーズ蒸しパンの袋を開けながら言う雅親は、とても妖怪にも神様にも見えない。


「ところで、なんですけど……美希果さんと雅親君は婚約者のような関係って、あの、さっき言ってましたよね?」


 ジュンジは恐る恐る聞いてみた。


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