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第10話 座敷ハタチはイケメン ①
「えっ? えぇー!!! 俺のこと見えんの?? やばっ!! お前らマジでスゲーな、いや、サイコーだよ!!! 今まで俺のこと見たのって、死ぬ間際のさ、この家のじいちゃんばあちゃんと、美希果の母ちゃんくらいだぜ……ってことは、お前たちもそろそろだったりしてな。ハハハハハッ」
チャラいイケメンは不吉なことを言いながらしゃがむと、ノブオとジュンジの肩や背中をバシバシ叩きながら喜んだ。
「もーう、雅ちゃん! だめよ、そんなに叩いちゃ。ダーメ!!」
「えー、だって、うれしいんだもーん」
のろけながらイケメンは美希果の隣に座る。
もうダメよ、だってだってのイチャイチャの繰り返しを、ノブオとジュンジはしばらくの間見せつけられていた。
「で、この人ら誰?」
「私の兄の子、つまりは甥っ子のジュンジと、そのお友達のノブオさんよ。ほら、きよちゃんが電話で言ってた……」
「あぁ、あの話の……」
やっとノブオとジュンジの話が出てきた。
ところで、このイケメンはどう見ても若い。




