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AIが決める生死-48時間後、妹の呼吸は止まる1-

スマートウォッチの画面に、赤い警告が点滅していた。


()()()()()()()()4()8()()()()()()()()()()()()()()()()|》《・》


その一文が、蓮の心臓を冷たく締めつける。

あと二日で、美咲の呼吸は止まる――その現実が、頭の奥で何度も反響した。

視界の隅に、妹の笑顔が浮かぶ。

お見舞いの帰り際、彼女が小さな声で言った言葉。


「退院したら海を見たい」


その願いを、蓮は笑って受け止めた。


「ああ、必ず連れて行く」


そう約束したのに――


「その約束すら守れないのか…そんな未来はありえない」


胸の奥で、焦りが鋭い棘のように突き刺さる。

頭の中で、最悪の光景が何度も再生される。

病室のベッドで、静かに目を閉じる美咲。


モニターの心拍線が、赤い一本の線に変わる。

その横で自分はただ立ち尽くしている――


「そんな未来は、絶対に許さない」

ふと、別の記憶がよみがえった。


高校時代の誕生日、停電で真っ暗な部屋。

ロウソクの灯りだけが二人を照らしていた。

**「これで十分だよ」**と笑った美咲の顔が、今も焼き付いて離れない。

あの笑顔を失いたくない。

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