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04.会社という場所

私は大学を卒業してから、かれこれ7年ほど営業として勤務している。プロパーというやつだ。


会社は、◯(デベロッパーとかそんな感じにする)になるのだろう。


なぜこの会社を新卒で選んだのか、

そんなの一つしかない。

名が知れていて、説明しなくても分かる会社だからだ。


そう、知名度。それだけ。


知名度と言うと、考えが浅く

聞こえが良くないかもしれないが

そもそも大学生など、

大体の人が【大手・誰でも知ってる・安定・福利厚生が良い】くらいしか思いつく判断材料はないし

外に出ている会社の情報や、説明会できける情報なんて

いくら集めても表面上のものばかり。

良いことしか書いていない。

 


家族に聞いたって、

「自分の人生なんだから、もう20歳超えてるんだし

どうしたいかくらい自分で考えなさい。」

「大手なら食いっぱぐれはないだろうな、何かあった時は異動もできるしな。父さんの若い頃は…」

「目的がないならどこでも同じじゃない?それなら稼げる会社なら自分の美容とか色々投資できるし良いと思うけど

…。好きなことするのが1番よ!」



結局、他人事だ。



では、自己分析はどうしていた?と聞かれると

もちろんやってはみた。

だが、こういう性格がこんな職種にマッチしている、なんて当たり前のことを書いている参考書ばかりで

社会に出てもいない人間ができる範囲などたかがしたれているのだ。


みんな面接では偉そうに、なぜその会社を選んで職種に興味を持って、この会社である意味など聞いてくるが

新卒時代のあなたはそこまで考えられていたのですか

と、問うてやりたい。



だからこそそんな中で

私は当たりくじを引いたなーと

今では思う。今では。



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