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第24話 精霊との契約方法



「は〜い、皆さん席に着きましたか?では授業を始めます。今回は精霊との契約の種類についてです。」


 古代文明の遺跡から戻って来た僕達は学長先生から堅く口止めされて、何事もなかったかのように寝床に入った。

 そして次の日の最初の授業は精霊魔法Bである。

 精霊魔法の授業は40人くらいのクラスであり、その中で僕みたいに精霊と契約しているのは8人のみである。

 カノンとラーラは魔導学を専攻している為、今日は別行動でありエルナと同じく精霊魔法の授業を受けてる。

 精霊魔法Aも精霊魔法Bもレストレア先生というエルフの女の先生であり、先生は地の中位精霊と契約している。


「まず、最初に精霊との契約には3つの種類があります。まず最初に皆さんが1番行うであろう通常契約、これは精霊との一番ポピュラーな契約になります。通常契約の場合、精霊と契約を結ぶと精霊の各属性の色の小さな水晶みたいなのが渡されます。これは精霊石と言い契約した証の宝石です。通常契約は契約者及び精霊にとっても殆ど負荷も無くまた1番契約を切られやすい契約でもあります。」


 通常契約は契約をし易い反面、契約を切られやすい契約方法である。

 ほぼ全ての契約方法がこの通常契約で契約を結ぶ。

 通常契約は精霊と契約者の繋がりが緩く、精霊からして見ても気軽に契約出来る契約方法である。


「続いては主従契約です。現在この主従契約は我が国では禁止されており、主従契約者の入国も禁止され、破った者には重い罰則が課せられてますので、皆さん絶対に行わないでください。主従契約は契約者が無理矢理精霊と契約する契約方法であり、精霊石は渡され精霊は契約者の言う事に逆らえません。しかしこの場合その精霊の各属性の高貴な精霊が怒ってくる事もあり、過去に大精霊の怒りを買い滅んだ国家まであるほどですので絶対に行ってはいけません。」


 この契約方法に関してはシルフィ達も怒っており、シルフィが未だに人間を好きになれない原因であったりする。

 ルクレール王国では禁止されている契約方法であるが、いくつかの国では未だに行われている契約方法でもある。

 主従契約の場合、契約した精霊本人は契約を破棄出来ずに他の自分より高貴な精霊に契約者を殺すか、辞めさせなければ契約解除出来ないのである。

 特に風属性の精霊は契約している人が少ない為、珍しく主従契約をする人が多いのだそうだ。

 その度にシルフィや他の高貴な精霊が怒って契約者を始末しているようである。


「そして最後の契約方法は尊重契約という方法です。この尊重契約に関しては過去に成功した例が殆どなく、また中位精霊以上の高貴な精霊にしかできない為、例が殆ど無いのです。尊重契約は高貴な精霊が余程気に入ってくれないと契約出来ません。この場合は精神間で契約する為、精霊石は発生しません。しかし尊重契約した精霊は通常契約や主従契約よりその契約者に対して協力してくれる反面、関係が良くない時には精神面で負担が生じる為、精霊も通常契約で様子を見てそれからという場合が多いですので、成功例は少ないんです。ただ、学長先生は光の中位精霊と尊重契約を結んでおり、ルクレール王国の宮廷魔術師であるセシル•アルファス様は雷の上位精霊と、アルシア•アルファス様は木の上位精霊と尊重契約を結んでいます。他にも数名おり、我が国では7名の方が尊重契約を結んでいます。ちなみにうち4名がアルファス伯爵家の人間及び家臣です。」


 そう言いレストレア先生が僕の方を見る。

 確かにアルファス家の人間だけど、僕は見ないで欲しい。

 周りからの視線が気になる。

 シルフィは尊重契約で契約したが、そこまで凄い契約方法だとは思わなかった。

 シルフィも何の躊躇もなく尊重契約した為、今までそこまで疑問に思わなかった。

 って事は僕はルクレール王国8人目の尊重契約者という訳か。


「精霊には魔法属性から無を除いた属性があり、水•火•土•雷•風•木•光•闇の8属性があります。この中でも水•火•木•雷•土属性の5属性は契約し易い属性です。風•光•闇属性の3属性に関しては契約し難い属性です。」


 風属性は置いておいて光属性の精霊は契約し難い精霊である。

 光属性は主に回復魔法に特化している属性である為、光の精霊と契約している人は教会に雇われるのである。

 この世界では教会が回復治療などを行なっており、宗教によって全く違うのである。

 この国で一番信仰されている女神エリフィスを崇めているエリフィス教は精霊は女神の使徒であり、精霊と契約している人は重要な存在である。

 またエリフィス教は回復にお金を取らず寄付という形で受け付けている、教会の主な資金源は寄付や教会で販売している魔力回復ポーションや治療ポーションなどによるものである。


 そして次にルフ教はルクレール王国の一部の貴族などが信仰している程度であるが、人族至上主義である。

 人間が女神ルフ様の使徒であり、精霊や獣人•エルフ•魔族は人間になり損ねた者という考えた方であり、光魔法で治療回復などを行うが、かなり高額でありぼったくっている。

 しかし上級貴族がルフ教徒である為、国もあまり口が出せない状態なのである。


「また、初位精霊や下位精霊は契約し易いけど中位精霊以上の高貴な精霊になると契約し難い精霊属性もあります。」


「精霊と契約している人は全員私の授業を取ってくれていますが、精霊と契約していない人は第1次総合テストまでに精霊との契約を宿題としますので、頑張ってください。」


 レストレア先生がそう言い終わると精霊と契約していない32人から悲鳴が上がった。

 隣に座っているエルナもおどおどしてどうしようかと僕の方を見た。

 騒ぎ出す生徒を他所にレストレア先生は何処かに行ってしまった。


「れ、レイン、どうしましょう。私、まだ精霊と契約していませんよ。」


「落ち着いてエルナ。殆どの人はそうだよ。それに今は6月、第1次総合テスト9月だからまだ3ヶ月もある。大丈夫だよ。」


「いえ、まだ3ヶ月ではなく、経った3ヶ月です。レイン様は精霊と契約してますから余裕ですわね。」


 なんか落ち着かせようと言っただけなのにエルナに逆ギレされた。

 何故だ?


「そう、ならシルフィに手頃な精霊でも連れてきてもらって契約する?」


『え!?』


「そ、それは。ちょっと恐れ多いですわ。その手段は最終手段にしたいですね。」


 シルフィが私、関係ある?という顔をしていたがこの際無視しよう。

 しかしよくよく考えたらエルナのステータスって僕知らないなぁ?


「そういえばエルナってステータスどのくらいなの?魔力値は他の人より高かったよね?」


「え、ええ。まぁレイン様ならよろしいでしょう。ステータス。」


 少し顔を赤ませながらステータス画面を開き僕に見えるようにしてくれた。

 今はエルナと僕にしかエルナのステータス画面は見えない。



【エルナ•レア•ルクレール】


性別:女

年齢:10

level:21

種族:ヒューマン

魔法属性:風•光•闇•無

体力:400/400

気力:480/480

魔力: 1140/1140

知力:710

所属:リフェルティア学園

状態:健康

スキル:魔眼(看破)

契約:無し

加護:魔法神の加護

所持金額:9860E

学年順位:2位

クラス順位:2位


 リフェルティア学園に正式に入学した事によりステータスの最後に所持金額•学年順位•クラス順位が追加されました。

 毎月6万E貰っている為、3ヶ月で18万E、つまりエルナは8万1400E使ったという事が一発で分かる。


「やっぱりオッドアイだと魔眼になるんだ。」


「はい、魔眼は固有スキルですので、同じスキルは一切存在しません。ちなみに私の魔眼は人の良し悪しを測る事が出来ます。」


「人の良し悪し?」


「はい、見ただけで良い人や悪い人などを見抜けるんです。レイン様のステータスも見せてくださいよ。」


「はいはい、分かったよ。ステータス。」



【レイン•アルファス】


性別:男

年齢:10歳

level:21

種族:ヒューマン

魔法属性:風•水•光•闇•雷•火•木•土•無

体力:520/520

気力:980/980

魔力:3100/3100

知力:1300

所属:リフェルティア学園

状態:健康

スキル:精霊視、万物創造(Lv.4)、物体改編(Lv.4)

契約:風の大精霊

加護:女神エリフィス

所持金額:12650E

学年順位:1位

クラス順位:1位


 はい、レベルが上がった事により体力•気力•魔力が増えてスキルレベルも4になった。

 ってか、あれ?なんで知力が1300なんだ、前は1250だったのに。


「なんか、別次元ですね、レインって。」


「自分で言うのも何だけど僕もそう思う。」


「大精霊と尊重契約しているしている時点で前代未聞ですけどね。」


「はい、もうどうとでも言ってください。」


 僕は自分のステータスを見て心底そう思った。





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