第11話 入学試験
そして時は流れ、私レイン•アルファスは12歳になりました。
5歳の時から学園に入学する為に本格的に勉強や剣•魔法などを練習し始めました。
元々適性が高かった勉学や魔法はともかく剣に関してはとても辛かったです。
剣など前世の中高時代に剣道で少しやった程度だったので大変でした。
しかし剣に関しては魔法で強化出来るみたいなので多分大丈夫でしょう。
魔法に関しても色々とありました。
この世界は魔法がある世界ですが中には危険な為、使用が制限されている禁忌魔法があります。
しかし大精霊シルフィに教えてもらっていことにより禁忌魔法など関係ない為、家庭教師には散々注意するように言われましたされました。
ちなみに今現在のステータスはこうなっています。
《レイン•アルファス》
種族:ヒューマン
年齢:12歳
level:12
性別:男
魔法属性:風•水•光•闇•木•雷•火•土•無
体力:480/480
気力:810/810
魔力:2200/2200
知力:1250
所属:無し
状態:健康
スキル:精霊視、万物創造(Lv.3)、物体改編(Lv.3)
契約:風の大精霊、
加護:女神エリファス
この時、お父様に魔力量は大丈夫かと尋ねたら、「私の部下に魔力量3000という奴がいるから多分大丈夫だと思う。」って言われましたが安心出来ません。
あとでお母様に聞いたら魔力量3000は世界中探してもその人だけだからと苦笑いされたので結構心配です。
そして今私はシリウスお兄様とルーお姉様が入学した国立リフェルティア学園にいます。
理由は入学する為の入学試験を受ける為です。
国立リフェルティア学園は貴族だろうと平民だろうが人間だろうが獣人だろうが関係なく学力•剣•魔法の3つの総合成績によって識別され。
その結果で上はSから下はGまでのクラス分けされる厳しい学園の為アルファス家とはいえ入学試験は必須なのです。
ちなみに9歳から初等部、12歳から中等部、15歳から高等部だが僕はステラ姉様と同じ中等部からの入学である。
入学試験は400点満点の学力試験、300点満点の魔法適性試験、100点満点の戦闘試験の計800点満点である。
そして順位が張り出され、Sクラス20名、A〜Gクラス40名の300名の合格者となるのである。
今年の受験者数は約7700名だった為、倍率は約26倍である。
その為、試験は3日かけて行われ1日目の学力試験は正直言ってとても簡単であった、おそらく満点だと思う。
2日目の戦闘試験は召喚陣から出てきた魔物を倒す試験であったが、10分とかからずに倒せた為、多分合格だと思う。
そして今日が3日目、魔法試験である。
「はい、次。受験番号1192番の方、お入りください。」
自分だ、自分の受験番号は1192番である。
1192イイクニ、いや国なんて作らないけどなんか良さそうな番号である。
『頑張れレイン。』
『なんかあったら補助してあげるから。』
僕の契約精霊である風の大精霊、シルフィが応援してくれる。
当然可視化はしてない為、他の人には見えない。
そして僕は応援を受けながら審査室へと入る。
「はい、ではそこの椅子にお掛けになってください。試験の前に少し面接を行います。正確にお答えください。」
「分かりました。お願いします。」
「はい、ではまず最初に貴方の持っている属性を教えてください。それにより試験内容が変わってきますので。」
「属性ですか?全属性を持っています。」
そう言った僕を少し見ると、試験官は 目の前の書類に黙々と書き込んでいった。
そしてしばらくフリーズするとまた顔を上げ僕を見て驚いた様子で言った。
「全属性!?そ、それは珍しいですね。分かりました。では続いて貴方は精霊と契約していますか?」
「はい、しています。」
「なるほど、その契約している精霊の属性を教えてください。」
精霊との契約は精霊と契約者による事なので他人がその事について書くのはマナー違反である。
しかし国立リフェルティア学園では精霊との契約は試験において加点になる為、契約の有無と属性のみ聞いてくる。
「風です。」
「なるほど。はい、ありがとうございます。では面接は終了です。続いて魔法試験に移りますので次の部屋にどうぞ、頑張ってください。」
「はい、ありがとうございます。」
精霊の位を聞かれなかったが、おそらく初位精霊とでも思っているのか?まぁ中位精霊とは思ってないだろうなぁ。
本当は大精霊なんだけど、そんな事口が裂けても言えない。
そして無事面接を終えた僕は次の部屋へと向かって行った。
「はい、受験番号1192番ですね?これより魔法試験を始めさせていただきます。貴方が使う属性は雷となります。あそこに見える的に向かって雷属性の攻撃魔法を当ててください。それが試験となります。」
「雷属性ですか?分かりました。」
「はい、お願いします。」
「雷よ来たれ、サンダースピア!」
そう言い伸ばした僕の指先から電撃を纏った雷の矢が凄い勢いで50mほど離れた場所にある的に向かって吸い込まれていった。
そして的に見事命中した魔法は小規模な爆発を起こし的ごと爆破した。
「はぁ〜。初弾で命中ですか、お見事です。」
「え〜と、次の試験は?」
「あ、いえ。これで終わりです。お疲れ様でした。」
「あ、ありがとうございました。」
こうして試験を終えた僕は受験者用の宿泊場所へと帰っていった。
結果発表は明日、4日目に張り出される為、自分の部屋に帰った僕はシルフィと話しをして時間を潰そうとしていた。
が、そうはならなかった。
「あら、レイン。試験はどうでした?」
「ルーお姉様?どうしてここに?」
僕の宿泊場所に現れたのは15歳の今度高等部1年になるルーお姉様である。
長い黒髪の170cmを超える高身長のモデル体型のお姉様である。
僕もあと5年後には170超えてるかなぁ?
「そりゃあ、我が可愛い弟が試験しに来たのだもの手助けするのは姉として当然だわ。」
「ルー、レインはお前や俺より学力や魔力が良いんだから、そんなに心配しなくても合格するよ。久しぶりレイン。」
「シリウスお兄様まで!」
そこに現れたのは17歳の今度高等部3年になるシリウスお兄様である。
相変わらずのイケメンだ、女子にモテてそうだなぁ。
「私達はSクラスだからね、学園内では一番自由に行動出来るのよ。図書館での閲覧制限も一番少ないしね。」
「俺は4番目だったしルーは2番目での合格だったからなぁ。レインが首席合格してくれると嬉しいんだがなぁ〜。」
シリウスお兄様が僕に期待の眼差しを送ってくるがそんな目で見ないでほしい。
試験前に来なくて良かったよ、変なプレッシャーに押しつぶされていたかもしれない。
「Sクラスに入れるかもしれませんが、首席となると厳しいと思いますよ。こんなにたくさんいるんですから、僕より賢い人もいそうですけどねぇ。」
「そうなのよねぇ〜、私も首席だ!と期待したんだけど実際は2番目だったから。800点中775点よ。首席が778点で3点差よ?」
「ははは、ルーはそればっかりだなぁ。俺は759点で4番目、確か首席が781点だったな。それでも今は学年順位2位だけどな。確かルーは1位だったんじゃないか?」
どちにしろ二人とも賢い。
なんだか僕に相当なプレッシャーが!!
まぁ、だけどあの学力試験なら問題ないだろう。
Sクラスに入りたいなら大体9割の720点取れば良いんだっけ?まぁいいや。多分取れているだろう。
「首席入学がいいの!本当にお兄様は分かってないんだから。それより良いの?召喚魔法の講義まであと15分よ?」
「やば!そ、それじゃあなレイン。健闘を祈ってるぞ。じゃあ!」
「全くお兄様ったら、健闘を祈ってるぞって、もうレインは試験を全て終えたのに、まぁ私も行くわ。じゃあレイン首席合格の一報、楽しみにしているわ。」
そう言い僕の二人のお兄様とお姉様が行ってしまった。
なんだか嵐が来て去ったみたいな?まぁ僕を心配してくれているのは有難い、感謝。




